レトロかきこ 年末年始のお知らせ 2022年12月28日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です!
先日はレトロコイン展 in Yokohama ★決算謝恩セール★に、多数のお客様にお越しいただきました。寒い中、誠にありがとうございました!
クリスマスだから♪ とワインをくださったお客様、いつもお気遣い頂きましてありがとうございます!
おうちでのクリスマスディナーが豪華になり、格別な美味しさでした(๑>◡<๑)
さて、今年も残りわずかとなりました。
ここで『年末年始休業日のご案内』をさせて頂きます。
誠に勝手ながら、下記期間を年末年始休業とさせて頂きます。
12月29日(木)〜1月9日(月・祝) 年末年始休業
1月10日(火)以降 通常営業
期間中、ご不便をお掛けし誠に恐縮でございますが、全てのご案内、ウェブサイトの更新は、営業日以降順次対応させて頂きます。また、お荷物の受取等ができませんので、お気をつけ下さい。
そして、横浜のカウントダウン情報です★
2022年12月31日(土)、横浜の大さん橋では、23:45〜24:15までの間、除夜の鐘ならぬ“除夜の汽笛”が楽しめるそうです!日本郵船氷川丸や、飛鳥IIなどの豪華客船の汽笛の音色をお楽しみください。
そのあとは毎年恒例の花火が、0:00から3分間の予定で行われます!
横浜中華街では、迎春カウントダウンが、23:30〜26:00まで、横濱関帝廟、横濱媽祖廟(山下町公園)にて行われる予定(雨天中止)です。花火や爆竹、獅子舞などで、新年の幕開けをお祝いします。
初日の出◎は、ベイブリッジ側に!
横浜で年越し、初日の出を楽しみたい方は暖かい服装でお出かけください♪
今年も一年大変お世話になりありがとうございました!
皆さま、良いお年をお迎えください♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
あー!!!
大事なお知らせを忘れてました。
近日、毎年恒例「THEゆく年くる年セール!」を開催します♪
2022しめコイン、2023はつコイン、どちらもこの機会にゲットしてくださいね(^-^)
恐れ入りますが、1月10日の営業開始より順次、ご入金の確認、商品発送をさせて頂きます。
年末年始は、ごゆっくりレトロコインオンラインでのお買い物をお楽しみくださいませ。
軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その85 2022年12月27日
軽井沢の朝は厳しく冷え込みます。今朝(12月16日金曜日)はマイナス4.6度、昼間は4〜6度まで上がるとか?
天気予報の難しい軽井沢でございます。
一昨日は、家内が薬を頂く為に軽井沢病院に伺いましたので付き合ってみました。
見事に晴れた空を見ながら散歩と洒落込んだ次第でございます。
帰り道、中華屋【町役場の向かい・一品香(イッピンシャン)】さんに立ち寄り、美味しい料理を頂いた後、天気予報では晴れの筈が暴風雪、その凄まじい事と言ったら・・・
僅か5〜6分の道程ですが、家に着いた時は上から下まで雪だらけになっていました。このように天気の急変があるのは高原故と存じます。3時間ほど吹き荒れましたが、止んでしまうと青空復活、あの暴風雪はどこへ行ってしまったの?こんな事が起きる軽井沢でございます。
来週はクリスマスウイークです。再び多くのお客様で賑やかになるものと存じます。更に年末年始は多くのお客様で賑わう軽井沢でございます。
今日(12月17日土曜)は、昼食を兼ねてご近所さんと忘年会、ハルニレテラスの「川上庵」で楽しい時間を過ごしました。11時半前には着きましたが、大勢さんが順番待ちの列を作っていました。当然、その列に加わり店内誘導の声を待っておりました。
順番が来たらしく声が掛かり、店内へ案内されました。若い方達が多く活気で満ち溢れています。品定めに時間を要するのは年寄りの特徴の一つで、ワイワイガヤガヤ、お蕎麦は最後にして、一品料理の数々とお酒、こちらのお店には随分前から「斬九郎」が置いて有り、手前は大好きなお酒故、つい過ぎてしまうのを常としておりました。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ、解散の時間が迫ります。ここで3人の内の一人の奥方が開いている喫茶店に足を運ぼうという話になり解散は中止して、皆でコーヒーを頂く事にいたしました。素敵な時間を締め括るには誠に適切なお店でございました。
さて、日曜日(12月18日日曜)、目が覚めましたら一面雪野原です。聞いてないよ!天気予報には晴れ、夜分には雪が舞うかも程度であったと記憶しております。
積雪は10センチ程度でしたが、午前9時頃から3時間ほど、猛烈な雪に見舞われ更に積雪は増えました。この日は日中も気温が上がらず、雪掻きの必要に迫られました。
1時頃から1時間半ほど、必要最低限の雪掻きをしましたが、数日前の雪掻きと合わせて腰は限界を感じていました。ソファーで横になり、一気に夕方まで昼寝、夕食後、即睡眠、午前零時前に起床、サッカーワールドカップの決勝戦を見てから改めて床に着きました。
日本国が決勝戦に進む事を夢見ながらの睡眠になりました。興奮しているのか、なかなか寝付けず寝返りの多い一晩でした。
今朝(12月19日月曜)は何とマイナス8.4度まで冷え込みました。そうそう、数日前に炊き始めた薪ストーブは大活躍です。もう春までストーブを焚くのを止められません。長い冬の間、助けてくれる大切な友人です。
さて本題に戻ります。鹿児島・山形屋さんとの打ち合わせは順調に進みました。
先様から「宮崎の店も見て貰いたい」との事ですので、ご案内を頂き、宮崎店に向かいました。
宮崎店も地域のお客様の支持を得て小さいながら、しっかりした店舗運営をされておりました。夕方まで店内での打ち合わせを行い閉店前まで熱の籠った意見交換を行いました。
閉店後の食事会は薩摩隼人2名と宮崎生まれが1名、手前を加え計4名の宴になりました。
昨晩の事がございますので「お酒」には充分、気を遣いながらの宴になりました。
いや〜強い!宮崎の芋焼酎も誠に美味しかったです。
宮崎生まれが一言、「鹿児島ん者は、40度以上の芋焼酎を呑んでると威張りますが、彼らは水で割ったりお湯で割ったりします。私達、宮崎ん者は平均、25度位の芋焼酎を呑みますが、水でもお湯でも割りません。そのまま頂きますので私達の方が強い芋焼酎を呑んでいます」と胸を張っていた事を懐かしく思い出しました。
両店との取引開始には、もう少し時間が掛かりました。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十八回 チャールズ 2022年12月26日
(上の写真は左がチャールズ1世のクラウン銀貨、右の写真がチャールズ2世のクラウン銀貨)
史上最長の在位期間を記録したエリザベス2世が薨去し、チャールズ3世が即位して約二ヶ月半が経ちました。チャールズという名の国王は、過去に2人しか存在しません。
チャールズ1世は王権神授説の信奉者でした。その為、議会を停止し、財政再建のため国民に多くの税金をかけ、国内を国教会に統一しようとする…等々、大権を濫用。各地で反乱が起き、兵を派遣するも、ことごとく国王軍が敗走。1625年の戴冠から24年後の1649年処刑される。
国内が騒然とする中、チャールズ1世の息子、のちのチャールズ2世はフランスに亡命。一度はスコットランド王として上陸したものの、クロムウェル軍に敗れ、再び大陸へ亡命。フランス、ケルン、ブリュッセル、オランダと転々とし、イングランド国内の混乱に乗じて、王党派がチャールズの復位を宣言して、漸くイングランドに帰り王位に復帰した。王位に着くと、クロムウェルをはじめとするチャールズ1世の処刑に関わった者は「国王殺し」として徹底的に報復される。チャールズ2世も父と同様強権で統治し、議会も自分を支持するものが大半の議会のみで、自らの施作に従わなくなると解散して、2度と議会は開かれなかった。治世25年の1685年、54歳で薨去。後を継いだのは息子のジェームズ2世だったが、わずか3年で名誉革命が起こり追放され、スチュアート朝は断絶する。
そんな歴史のためか、その後、イギリス国王名にはチャールズが出てこない。それが約337年ぶりにチャールズ3世。既に74歳と高齢で、即位してすぐにイラつく姿を世界に放映されてしまったけれど、穏やかな治世となるのだろうか?
軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その84 2022年12月20日
12月5日(月)の朝は、マイナス5度を記録、多分、今冬一番の冷え込みになったものと存じます。遠くに見える離山は霧氷で真っ白でした。最高気温もプラス1度に届かなかったと思います。窓掃除が予定に入っておりましたが、あまりの寒さに取り止めました。
翌朝は若干緩みましたが、冬本番を肌で感じます。
明治27年に創業した万平ホテルが建物の老朽化から改装・改修工事を行う為、暫時の休業に入ると発表されたのは半年も前でしたが、あっという間に、その日が近づいてまいりました。休業期間は1年半ほど、僅かな時間と言えない事もございませんが、老齢の手前には随分と長く感じます。万平ホテルは、これまでも毎年お正月の営業が終わると1ヶ月程休業し改修工事に当てておりましたが、抜本的な工事が必要になったものと存じます。現在、休業中の旧三笠ホテルの耐震及び改修工事も進み、スケジュール的には同時期に改修・改装オープンになるものと存じます。楽しみです!
本年中に万平ホテルに足を運んでおこうと思っています。1階ロビーの床は歩むと木製床らしく何と無く軋む音が聞こえます。それもなかなか結構と感じる手前でございますので、今のうちに改めて足に耳に覚えさせておこうと思います。Barも覗きレストランの壁面を飾るステンドグラスも記憶に残しておこうと思っています。
12月13日(火)の朝は雪景色、積雪は初めてかもしれません。導線だけは雪掻きをしました。間違い無く初雪掻きです。今冬は何度、雪掻きをする事やら・・・
さて、九州各地【博多(岩田屋、大丸、三越)、小倉(井筒屋、玉屋)、熊本(鶴屋)、鹿児島(山形屋)、大分(トキハ)】で、名を馳せる百貨店さんは、それぞれ住民密着型で好成績を収めておりました。どちら様も取引先として大変、魅力的でした。
どのような順番で進めるか思案のしどころです。
九州新幹線(2011年 博多〜鹿児島中央駅間、全線開業)の開業前でしたので、営業活動の旅にも工夫が必要でした。
空路を使うか、陸路を使うか、航空各社と鉄道の時刻表を見比べながら、旅程を決定致しました。
例えば、羽田〜鹿児島(山形屋)〜熊本(鶴屋)〜博多(岩田屋)〜京都(高島屋)、このスケジュールで4泊〜6泊、ハードなスケジュールでした。ポケットベルの時代です。本社との意思の疎通が難しく、手前の秘書役を勤めていた女子社員にはご苦労をおかけしました。
鹿児島の山形屋さん営業本部に挨拶を申し上げ、商品部へと足を運びます。どちら様も大変、きちっとされており、横浜から自社商品を売り込みに来た営業マンを暖かく迎えてくれました。
旅行鞄一杯に詰まった商品を一点づつご披露し、手作りの素晴らしさを滔々と語る手前の説明に耳を傾けて下さいました。持参の商品を説明尽くすには時間が足りず、翌日も打ち合わせをする事になりました。
社員通用口から退出をすべく歩いていると、後ろから、打ち合わせをしていた商品部の部長さんから声を掛けられました。「本日はご苦労様でした。丁寧なご説明を頂き、誠にありがとうございました。今晩は手前に付き合ってください!」との食事へのお誘いでした。
乾杯はお酒でした。てっきり日本酒だと思っていると芋焼酎でした。ここは薩摩、お酒と言えば芋焼酎なのです。お湯割、水割り、ストレート、全て芋焼酎でした。あては、天ぷら、この天ぷらは私達が言う薩摩揚げです。キビナゴのお刺身と合わせて、大変美味しく頂戴しました。
深夜までお付き合いをさせて頂き、翌日の打ち合わせを約し解散、ホテルまで送って頂き、あっという間に就寝、薩摩隼人のお酒(芋焼酎)の強い事と言ったら、それはそれはレベルが違いました。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十七回 ジョージ3世 2022年12月17日
(上の写真は、第8回レトロコインオークション出品番号333試作シリング銀貨1778年)
英国王ジョージ3世は、81年239日生き、59年96日在位した、男性国王としては史上1番長い寿命と治世でした。これより長いのはヴィクトリア女王とエリザベス2世女王の二人だけです。
ジョージ3世の時代、当時の世界を巻き込んだ七年戦争、英国では産業革命が進み、アメリカが独立、フランス革命、ナポレオン戦争と激動の時代でした。
初期の頃、七年戦争に関して内閣や議会と対立し、アメリカの植民地人や原住民の反乱等の対応から、暴君と見做されがちでした。
アメリカの反乱に対しても抑え込もうとしたものの、イギリスは敗走し、欧州各国がアメリカを後押しすることとなり、孤立したジョージ3世は独立も認めざるを得なくなります。この時も、暴君と揶揄されます。こうした政争の中、健康状態が悪化します。異常な躁状態となり、口から泡を吹くほど喋り続けたと言います。
病状が回復し暫くしてフランス革命が起こると、ナポレオンに対抗するため、欧州諸国と対仏大同盟を結成します。第一次から第三次まで結成したものの、全てナポレオンの前に瓦解します。唯一の成功は、ネルソン提督率いる英国海軍がトラファルガーの海戦で仏海軍を破ったことでした。フランス語で、“Un coup de Trafalgar(トラファルガーの一撃)” というと、「思いがけない出来事」を意味します。
この頃、イングランドでは、いつナポレオンがイングランドに侵攻してくるか、戦々恐々としていましたが、それが阻止されたことでジョージ3世の人気も最高潮に達していました。
ナポレオン戦争も落ち着き始めた1810年頃になると、ジョージ3世は更に病状は悪化し、追い打ちをかけるように最愛の末娘が死去し、遂には狂気に取り憑かれ、この後、王太子ジョージ(後のジョージ4世)が摂政となり、死を迎えるまでウィンザー城に幽閉されました。認知症となり、視力を失い、聴力も失い、自分がハノーファー王に即位したことも王妃が亡くなったことも理解できず、訳のわからないことを数十時間も喋り続け、歩くこともできなくなり、息子に看取られ亡くなったと記録されています。
跡を継いだのは息子のジョージ4世、続いてウィリアム4世でしたが、共に子供がなく、その跡を継いだのがかの有名なヴィクトリア女王です。この時、イギリスは大繁栄します。
レトロかきこ 決算謝恩セール 2022年12月16日
10日に開催されました「レトロコインオークション」多数のお客様にご参加頂き、誠にありがとうございます。現在、ご落札品の発送作業をスタッフ総出で頑張っております。ご丁寧に到着のご連絡を頂きましたお客様、重ねて御礼申し上げます。お気に入り頂けましたら、何より嬉しく光栄に存じます。
来週よりレトロコインonlineでは、“決算謝恩セール”を開催いたします。
一年の締めくくりに!
頑張ったご自分へのご褒美に(^O^) ぜひっ♪♪♪
第一弾 ポイント10倍 12月19日(月)~21日(水)
第二弾 特価商品掲載 12月22日(木)~23日(金)
第三弾 会場セール! 12月24日(土)下記詳細をご覧ください。
『レトロコイン展 in Yokohama ★決算謝恩セール★』
日付 12月24日(土)
時間 11:30 ~16:30
会場 シルクセンター6階ホール
入場無料、一年に一度の展示即売セール、なんでもご相談会も開催。
話題の金貨、プラチナ貨も入荷!日本貨幣(スラブコイン)を中心に多数展示即売させて頂きます。
グレーディングご相談についてのみ、ご予約制にて承ります。数が多かったり、お調べにお時間頂く物は、お預かりの上、後日回答させて頂く場合がございます。
ご予約の方は、メールor電話にてご連絡ください。お待ちしております。
※コロナウイルス感染症予防対策中のため、マスク着用、検温、手指の消毒のご協力をお願いいたします。
発熱、咳など体調不良の方のご来場はご遠慮ください。
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レトロかきこ クリスマスマーケット@赤レンガ倉庫 2022年12月15日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です♪
先日お客様よりジャムを頂きました!お取り寄せされた希少なりんごを使ったハンドメイドとのこと、甘さ控えめでりんごのお味が引き立っています。そのままデザート感覚で頂きました。とっても美味しかったです!ありがとうございました(*^_^*)
りんごは冬を代表する果物ですが、クリスマスでもりんごは特別な存在です。
オーナメントやリースなど欠かせないアイテムになっています。
中世ドイツでは、クリスマスイブにアダムとイブの舞台劇が上演され、二人が食べてしまう禁断の果実として、りんごの木が登場しました。冬にはりんごの木は葉を落としているため、常緑樹のモミの木を代用してりんごを飾ったことから、クリスマスツリーの起源ともいわれているそうですよ♪
先日、弊社ホームページのTop写真でご紹介しました、25日(日)まで赤レンガ倉庫で開催中のクリスマスマーケットのレポートです!
手指の消毒を済ませて、赤いリボンのゲートをくぐると、“YOKOHAMA“のライティング、そして高さ10mの、光り輝くクリスマスツリーが!
人気スポットで撮影の方がいっぱいなので、すぐに移動♪
ホットワインの香りがしてきます。ワインに香辛料を加えたもので、グリューワインというそうです。焼きたてソーセージ、スープなどドイツの郷土料理を提供するお店がズラリ。
屋根には、スノーマン、くるみ割り人形、サンタクロースなどが飾られて、クリスマスムード満点です◎
フードショップの反対側には、雑貨のお店が並んでいます。スノードーム、海外画家のアートプリント、マトリョーシカ、北欧の羊毛でできたオーナメント、カラフルで繊細なガラスのツリーや、美しいフロアランプのお店などなど、楽しいお店がいっぱい!
私は、スノーマンのオーナメントをゲット♪お家に飾りました(^-^)
25日まで開催しています。ご興味のある方はぜひ!
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その83 2022年12月13日
天気が落ち着きません。今日(11月29日)は雨が降り出すようです。明朝までには止むようですが、急激に気温が下がり始め、一気に冬の様相を呈するとか・・・【あくまでも予報です】
明日は、朝一番の電車(しなの鉄道・中軽井沢発06:23 長野行き)に乗る予定ですので、是非とも止んで欲しいと思います。6時前に家を出ますので天気が回復するのを祈るばかりです。
若い頃、軽井沢に滞在していると、ホテルの方に「懐中電灯はお持ちですか?」と、度々尋ねられました。自然の濃い軽井沢ですので街路灯の設置場所は限られており、足下を照らす灯りはご自分でご用意下さいとのご親切な言葉が常になったものと存じます。
現在に至るも同様との事でございますので、軽井沢にお越しの際は手荷物の端に小さくても強力な懐中電灯を忍ばせておいて下さい。
明日の出発は夜明け前ですので、懐中電灯の力を十二分に発揮してもらおうと願っています。
他方、現在の北陸新幹線の終点、金沢には、「弁当忘れても傘忘れるな!」との名言が有るとの事、今でも雨の多い金沢ですので正に今に残る名言と存じます。
さて当日(11月30日)です。午前2時前には夜来の雨は上がったようですが、朝5時45分過ぎ、玄関を出ると何かが家を覆っています。何と、この何かは格別に濃い霧のカーテンでした。懐中電灯を最大にして照らしても空中にボワーッと丸い円が浮き出て来るだけなのです。これは懐中電灯の光を霧に吸い取られてしまう現象との事、怖いですね〜。
その昔、ラリー車にはフォグランプが付いていた事を思い出しました。自然環境の厳しい折でも開催される「ラリー」です。霧が湧いて出ても対応出来るようになっていました。
そこまでの準備の無い手前でございますので、懐中電灯を足下に向けながら懸命に山路を歩きました。天気が悪いせいか6時を過ぎても明るくなってまいりません。
20分程歩き中軽井沢駅に着きました。この一番電車は、昼間走っている2〜3輌でなく5輌編成です。こんなに長い連結は、1日1本ではと存じます。
因みに軽井沢産の野菜を「霧下野菜(キリシタヤサイ)」と申します。
ここでも寄り道!
しなの鉄道、軽井沢〜中軽井沢〜小諸〜上田〜篠ノ井〜長野は、通勤通学電車としても地域の皆さんを支えている重要な路線なのです。このように朝の早い時間なのに、ほぼ満員でした。
手前が降りた篠ノ井駅までは更に多くの乗客で混み合っていました。篠ノ井駅で乗車する人は更に増え約20分先の終点に向かって行きました。手前は篠ノ井で下車、JR篠ノ井線に乗り換え、松本に向かいます。特急しなの号に乗り約40分で松本に着きます。この特急しなの号は、名古屋行きでございます。方向音痴の手前には、この名古屋行きというのが腑に落ちません。地図を見ると分かるのですが、実際に乗車していると、なかなかです。松本駅に着くと他のホームから新宿行きの特急あずさが出発します。頭の中で混乱が更に進みます。
そろそろ寄り道から戻ります。
JRと巨大百貨店との繋がりは更に進みそうに見えましたが、消費者のニーズにあった郊外型商業集積の成長が顕著になり、百貨店との軋轢が大きくなってまいりました。
この郊外型商業集積は、これまでスーパーマーケットの運営に注力していたジャスコやイトーヨーカドーが、モータリゼーションと小売業との合体を視野に入れた新業態の展開を具体化させたものと存じます。
イオン(AEON co.ltd)はスーパー、ジャスコを中心に据えモールを形成、巨大な駐車場(多くは無料)を用意して展開の幅を広げている。
イトーヨーカドーは、コンビニエンスストアに注目し、米国のコンビニエンスストア大手セブンイレブンとタイアップし、拡大に次ぐ拡大、現在ではイトウヨーカドーや傘下に収めた
百貨店(西武百貨店・そごう百貨店)もコンビニエンスストアを代表とするセブン&アイホールディングスに包含されております。
運営が厳しくなった百貨店は投資会社に売却するといった合理性を併せて持ち合わせております。
これはアメリカンスタイルでしょうか?
次号に続く
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その82 2022年12月6日
11月も下旬に入っておりますが、意外に気温は下がらず最低気温は氷点下にはならず日中も10度前後まで上がり誠に有難く存じます。おかげさまで身体も硬くならず、嬉しく毎日を過ごしております。
落葉樹は全ての葉を落とし、これまで沢山の葉に依って隠されていた山中に建つ沢山の別荘が姿を現しました。来年春、緑が元気を取り戻すまでの素敵な景観です。
今朝(28日月曜)最低気温はマイナス1.7度まで下がりました。師走に入るのに合わせて、気温も真冬の気温に近付いて参りました。
拙宅は未だ薪ストーブを焚いておりません。エアコンだけの対応で済んでいます。
これまでの住まいに比べ、日当たりが良いのが要因の一つと存じます。接道を挟んで前の森が新しい家の建築の為、背の高い樹木が伐採されました。太陽の光が、これまでに比べ、より多く入るようになり日光の恵みをより沢山受けているものと存じます。
古老曰く「建物は太陽の恵みを受けるように配置するのが一番、1日の太陽の移動や通年を通しての太陽の移動を知る必要が有り、外して考える事はできない」
太陽の光は滅菌、殺菌作用もあるようで、建物の味方でもあるとの事、なるほどでございます。
他方、コロナの第8波と言ってよろしいと思いますが再び猛威を振るい始めました。
先日、インフルエンザのワクチンと数日置いて第5回目コロナワクチン接種を行いました。
高齢者が優先されており恐縮に存じます。
ワクチン接種後の副反応が強い手前でございますので今回も心配しましたが、これまでよりは弱い副反応でホッと致しました。全国的にも罹患者数が増え続けており心配の種は尽きません。
来月は師走でございます。皆様、くれぐれもお大事にお過ごしください。
前号の続きでございます。日本の超巨大資本(JR)と大手百貨店との繋がりは実は枚挙に遑がございません。
JRの巨大ステーション(札幌、東京、名古屋、京都、大阪、博多等々)の全てで、JRと大手百貨店の何れかと共同企業体を作り上げ、当該地域に於ける、それまでの小売業界に大きな楔を打ち込みました。当然ながら百貨店の成績にも大きな負の影響を与え、百貨店離合集散の端緒であったものと存じます。
JRは交通の要衝として日々多くの乗客が乗り降りする「駅」と言う利便性に満ちた場所を小売業へ与える事で更に巨大な企業へと成長への歩みを踏み出しました。
他方、大手百貨店、伊勢丹本店は、JR新宿駅から徒歩約5分の位置にございます。駅ビルではなくても、日本一の成績を上げる事が出来るのは何故でしょうか?
ご案内の通り、新宿駅南口には高島屋さんが駅ビルとして営業されております。この百貨店さんの成績は? 興味が尽きません。
現在、新幹線の東京駅には大丸百貨店、名古屋駅には高島屋百貨店、京都駅には伊勢丹百貨店、博多駅には阪急百貨店が出店しております。勿論、JRとの共同企業体です。
時代の最先端を行く新幹線と共に小売業をも展開する新たな事業が活況を呈しており、この計画は顧客のニーズに合った選択でした。
既存百貨店の入店客数の減少には郊外型大型スーパーやショッピングモールの存在がございます。
古来、城下町や門前町に商いの両足を置いた展開は時代の変化による駐車場の少なさが顕著で、増やすことも叶わず大型の駐車場を併設した郊外型商業集積が既存百貨店の苦戦を招く要因の一つになりました。
生活の中で車の存在が大きなウェイトを占めるようになり、買い物に行く際は駐車場の少ない既存百貨店でなく、少し離れていても駐車場の心配のない郊外型商業集積が好まれるようになりました。正に「ニーズの変化」が齎した結果と存じます。
大昔、弊社の出店に関して考える時、新幹線を意識する事は殆ど無く、事業拡大の責任者としては、まだまだ楽な時代でした。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十六回 カンボジア 2022年12月5日
(上の写真はカンボジア国王ノロドムの試作50サンチーム金打貨、左が肖像、右が紋章。第8回レトロコインオークション出品番号281)
現在のカンボジアの辺りは、大昔、扶南という国がありました。その属国であった真臘というクメール人の国が扶南を滅ぼし、7世紀に独立しました。これが現在のカンボジアの起源とされています。その後、国力が衰えると、再び近隣国の支配下に置かれますが、9世紀には独立を勝ち取り、クメール王朝が誕生します。隣接するチャンパ(現在のベトナム)やパガン(現在のタイ)等から圧力を受け、また国内的にも内乱が度重なり、王朝も長続きはしませんでした。
18世紀にはタイ王国が力をつけ、また、一時弱体化したベトナムも阮朝で力を盛り返し、再びカンボジアが侵略を受けるようになります。19世紀にはフランスがインドシナ半島に入ってきました。
そんな時期、王位に着いたのがノロドムで、タイやベトナムの圧力にたまりかね、フランスの保護を要請します。これによりカンボジアの消滅は防げましたが、やがてフランスはカンボジア王から徴税権や関税権まで取り上げ、国家も国王も名目だけのものにしてしまいます。
ノロドムは若い頃はシャムに留学していましたが、父王が亡くなっても、シャムから戻ることもできず、戴冠式もできないまま名目だけ国王とされ(事実上人質状態)、フランスの保護国となってからは名前だけの国王にされ、国の独立と近代化を進めたいという自身の希望は叶えられず、やがてフランスと対立したノロドムは、親仏派の弟を王位に就けようとするフランスに怒り、シャムへと出国し、亡くなるまで国には戻りませんでした。
その後、カンボジアはベトナム戦争の巻き添いになったり、ポル・ポトの恐怖政治があったり、内戦が続いたりしていましたが、1991年のパリ協定で漸く内戦が集結し、カンボジア王国が誕生しました。国王はあのノロドムを祖とするノロドム家が継いでいます。
レトロかきこ 明日から下見会 2022年12月1日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
恒例のカウントダウンから!(^o^)
オークションまで、あと9日。
下見会まであと1日!
いよいよ、明日12月2日(金)から下見会が始まります♪
会場は、名古屋のイワセコイン様にて、12月3日(土)はアークホテル大阪心斎橋様にて開催させて頂きます。
ご予約いただきました皆さま、お気をつけてお越しください。
長らくお待たせしておりましたオークションカタログは、無事に発送完了いたしております。
もし、まだお届けできていないお客様がいらっしゃいましたら、恐れ入りますが、ご一報ください。
すぐに発送させて頂きます。
ご入札につきましては、カタログ内の入札申込書にご記入後、Fax、もしくは、郵送にて、当ホームページのオークションページ内にあります「事前入札フォーム」からのご入札も承っております。
ぜひご利用ください。
今週末、12月4日(日)上野桜木あたりにて行われます“古民家で愉しむレトロコイン展”では、レトロコインオークションの下見会、オンラインショップ掲載商品のほかに、新入荷品もご用意して皆さまをお待ちしております。
引き続き、コロナウイルス感染症予防対策に努めてまいります。
密を避け、快適にご利用いただくために、下記のご利用につきましては、ご予約制とさせて頂いております。ご協力をお願いいたします。
・レトロコインオークションvol.8 下見会
オークション当日の下見を除き、ご予約制となっております。
電話かメールにてご予約ください。
・グレーディングサービスのご相談・ご依頼
事前に、電話かメールにて、コインの内容や枚数、ご相談内容をお知らせください。
恐れ入りますが、多量の場合は、会場での対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。
お越しいただく皆様に快適にお愉しみ頂けますようご協力をお願いいたします。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
最新のお知らせはこちらです。
英領インド モハール金貨 1841(c) NGC-MS61 今週の映えコイン 11月30日
今週の映えコインは「英領インド モハール金貨 1841(c) NGC-MS61」です。
レトロコインオークションまで、あと10日となりました!カタログ表紙にも掲載されている本コインは、彫刻家ウィリアム・ワイヨン氏がデザインした人気の「ヴィクトリア・ヤング/ライオン」の図柄です。美しき女王と猛々しいライオン、まさに黄金の意匠です。
状態も申し分なく、NGC社により「MS61」のランクがついており、鑑定枚数281枚中の69番目。1841年銘の中の「Plain 4」という年号「4」のバージョン違いになります。
最新のお知らせはこちらです。
軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その81 2022年11月29日
木々は葉を落とし花々は四季咲きの薔薇を除いて姿を消しました。鉢植えのパンジーが寒さの中で彩りを感じさせてくれています。パンジーは寒さに強く厳しい気温が続く軽井沢でも見事に花を咲かせてくれています。このところ最低気温がマイナスになっており、いつもの軽井沢です。
何処からか薪ストーブを焚きつける折の独特の匂いが辺りに漂い、更けゆく秋とすぐそばの冬を実感させます。
突然ですが「秋深き隣は何をする人ぞ」 庶民を愛した芭蕉の句です。
絶句は「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」と言われておりますが、手前は「秋深き・・・」この句が絶句ではと思っております。事実として、これ以降の句は見付かっておりません。
静寂の中に僅かな音が隣家から聞こえてきます。
生活を実感する内容で作者の豊かな感性を感じられます。芭蕉という才人が描いた晩秋の生活感が充分、伝わって参ります。
さて、紅葉見物のお客様は引き続き多く、プリンスホテルのショッピングアーケードもハルニレテラスも賑わっています。駐車場が足りないくらいのご繁盛です。
プリンスホテルが運営するスキー場(人工雪)は例年通り11月3日にはオープンしており、多くのスキーヤーで賑わっています。東京から新幹線で約70分、駅前にあるスキー場ですから、確かに便利で貸スキーも充実しているそうです。空手でスキーやスノーボードを楽しめる時代でございます。
JRと百貨店の関係は極めて濃密になり、1997年には伊勢丹と京都駅ビルとしてJR京都伊勢丹をオープン、3年後の2000年にはJR名古屋高島屋をオープンさせています。
大都市で流動人口の最も多い中心立地にある鉄道の駅という特別な不動産を持っているJRが、その力を発揮しだしました。
南の博多に於いても北の札幌に於いてもです。それぞれが有力百貨店さんと手を握りました。博多は阪急百貨店と、札幌は大丸百貨店と・・・
JRが複数の百貨店と手を握った事は、それまでその土地で地域一番店であった百貨店や有力百貨店に苦戦を強いる結果となりました。
例えば、京都に於いては、JR京都伊勢丹と四条河原町高島屋、烏丸大丸が競い、名古屋では、JR名古屋高島屋と栄の松坂屋、三越、等々との闘いになりました。
昔、人の集まる場所は、城下町か大きな寺院の門前町が常でございましたが、列車が通るようになると駅舎はお城やお寺の近くに作られる事はなく離れた場所に駅舎を置きました。土地の有力者との揉め事を避けたようです。
鉄道がスタートした1872年(明治5年)9月12日から150年が経ちました。線路を敷くに当たって用地買収に掛かったところ、高輪にあった薩摩藩が大反対、仕方なく海を埋め立て築堤を作りました。ここでも鉄道に反対する勢力が有った事が分かります。それにしても当時の土木工事の素晴らしさが高い評価を受けていました。
薩摩藩と佐賀藩の意地の張り合いであったようです。鉄道推進派、佐賀の大隈重信と教育家として名を馳せていた中津藩(大分県)出身の福沢諭吉等が近代国家に鉄道は必要不可欠と力説しており、現代に生きる私達は感謝しなければならないお二人です。
このように当時の中心地域から遠く離れた新橋駅(現在の汐留辺り)に一方の拠点を置かざるを得なかったようです。開業は9月12日ですが春から試運転が始まり大人気であったようで、開業からの1年では大きな利益を上げ事業としての鉄道も大成功を収め、日本中に鉄道網が出来上がるまで驚異的なスピードで発展して参りました。事業は稼げなければなりませんね〜
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十五回 新大陸 2022年11月28日
(上の写真は、左がブラジル 6400reis 1796年 マリア1世、右がチリ 8Escudos 1836年)
古来より文明が発達してきたヨーロッパ(旧大陸)に対して、大航海時代に発見されたアメリカ大陸を、新大陸と呼びました。勿論、大陸そのものは太古から存在していましたし、そこには原住動植物もヨーロッパとは別の原住民もいました。北米にはエスキモーやインディアン、中南米にはインカ帝国がありましたが、ヨーロッパからの侵略によって滅ぼされ、以後、ブラジルがポルトガル領である以外、スペイン領となりました。
スペイン領植民地は、ヨーロッパがナポレオン戦争のため混乱に陥った折、反スペイン、独立の気運が高まり、紆余曲折はあったものの、次々と独立してゆきました。唯一、ブラジルだけは違っていて、ポルトガル本国が混乱に陥った際、ポルトガル宮廷がブラジルに移ってきたため、ポルトガル領であり続けました。ポルトガル宮廷が本国へ戻る際、宮廷が内部分裂を起こし、ジョアン6世と宮廷はリスボンに帰還し、王太子ペドロはブラジルに残り、ブラジル帝国を建国し、事実上の独立をします。
初代ブラジル帝国皇帝ペドロ1世は、本国の王位継承権を保持したままブラジルの皇帝に就きました。第2代皇帝ペドロ2世は奴隷制廃止等、自由主義的な施策を採りましたが、奴隷解放で労働力を失い大きな打撃を受けた保守層の反発を招き、廃位され、共和制となりました。
スペイン、ポルトガルという欧州の宗主国の衰退と、植民地支配に対する反発から、中南米諸国は独立を果たし、現在の形となりました。
上の写真のコインは、今回の第8回レトロコインオークションに出品されています。ブラジルがLot No.307、地理のコインがLot No.308です。ご興味のある方は、是非、ご覧ください。
レトロかきこ お礼「柿」 2022年11月24日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です!
お客様から「柿」を頂きました。毎年ありがとうございます!
幸せ感じる甘みに、サクッとした歯応えも心地よく、とっても美味しかったです。
スタッフ一同疲労困憊で迎えたカタログ制作最終局面でしたが、驚異の柿パワーで捗り、無事に入稿完了できました。
本当にありがとうございます(^-^)
カタログの発送は、11月末を予定しております。
お待たせして申し訳ございませんが、お手元に届くまで今暫くお待ちくださいませ。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その80 2022年11月22日
軽井沢の紅葉は最終段階です。多くは既に終わっているかもしれません。軽井沢より標高の低い場所が最盛期を迎えています。例えば東信では、小諸・懐古園や布引観音・釈尊寺、南信では飯田市の天竜峡が最後になるものと存じます。お見逃しのないよう各地紅葉情報を確認の上お運びください。
昨日(11月10日木曜日)、懐古園に足を運びました、朝のTVニュースで、「懐古園が紅葉に溢れています!」との情報を得て、お邪魔しました。
拙宅から小諸駅まで、しなの電鉄利用で20分足らずです。例年に比べても今年の紅葉は誠に美しく感激しました。
園内では近くの小学校の生徒さん達が、彼方此方で数人が組みを作り、訪問した観光客の為に、その場所、その場所の歴史を説明してくれました。子供さん達の声はよく通り、日頃の勉強の成果が表れ、共に楽しい時間を過ごしました。
「最初は武田信玄の命令で、山本勘助が縄張りを施した・・・」説明が終わる度に彼方此方から拍手や歓声が響いていました。
素晴らしい企画ですね〜。この企画を実行に移した先生方に感謝申し上げます。
新宿に本店を置く伊勢丹百貨店さんはJRさんと手を組み、京都駅がリニューアルオープンの際、駅ビルとしてOPEN致しました。近未来を思わせる斬新なデザインが施された建築物で古都京都との対比が鮮やかで、現在も多くのお客様が足を運んでおられます。京都にお住いの方も観光でお越しの方も満足がいくような品揃えが施され苦戦を強いられた西武さんとは一味違う展開をされております。
JR京都伊勢丹の初代社長・川中さんは開店準備室の責任者でもあり京都市民が新店舗に期待する凡ゆる情報を細大漏らさず集め会議に明け暮れ、京都駅周辺の百貨店(駅前の近鉄百貨店、四条河原町の高島屋百貨店 烏丸の大丸百貨店)の情報把握に全力を注いでおられました。
「関東から関西へ乗り込むのではなく、関西、特に京都人が普段使う生活用品や季節の折々に使う素敵な物や美味しい物を改めて用意し、何処かに関東の香りを感じさせる物も品揃えに加える」といったKYOTOファーストの姿勢で臨まれていた事が京都人の支持を集めるに至った要因ではと存じます。
11階食堂街には、京都、東京の名店、特に百貨店の食堂街に出店するのは考えられなかった、京都の老舗料理屋さんが出店されました。
「あちらが出店されたのですから行ってみよう!」というのも百貨店を訪れる皆様のモチベーションをくすぐり大変、大きな効果があったものと存じます。【京丹後の海産物を使った室町老舗料亭・和久傳 和菓子も大人気】
今に至るもJR京都伊勢丹の人気は上々のようで何よりです。
西武さんの轍は踏まないと固く心に誓っていたのではと感じております。
他方、2022年11月11日(金)、そごう・西武(経営母体は、セブン&アイ・ホールディングス)は、米国投資ファンド「フォートレス」に売却決定との情報がTVニュースで流れました。
その昔、池袋西武店への出店の為、まるで通勤のように足を運んだ日々を思い出し一抹の寂しさを禁じ得ません。
セブン&アイ・ホールディングスは、スーパー・イトーヨーカドー堂が本体でした。スーパーからコンビニエンスストアー(セブンイレブン)へ経営の軸を移して行きながら、業績不振に喘いでいた百貨店(そごう・西武)を吸収、そして売却に至りました。
米国投資ファンド、フォートレスは、ヨドバシカメラと手を組み、購入したそごう・西武の10店舗で新たな展開を目指すとの事、成功を祈るばかりですが、そごう・西武で懸命に働いていた数千人の従業員の行方が心配です。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十四回 阮朝 2022年11月21日
(上の写真は、左が明命通寳、右が嗣徳通寳)
現在のベトナムは元々三つに分かれていました。現在のハノイを中心とする北部の中越国境付近がトンキン、現在のホーチミンを中心とするインドシナ半島南端部がコーチシナ、この二つの間に挟まれたフエを中心とする細長い地域を安南と呼んでいました。歴代ベトナム諸王朝も対外的には安南と名乗っていました。阮朝は越南や大南とも名乗りました。
阮氏は先代黎朝末期、鄭氏と共に簒奪者莫氏と戦ったものの、その後、鄭氏が実権を握ると阮氏は南進し、反独立国の広南国を建てる。その後農民反乱とそれに乗じて攻め込んできた鄭氏によって、滅ぼされます。唯一生き残った阮福暎がヨーロッパ人を含む様々な勢力の支援を受けて、失地回復をし、1802年、ついに阮朝を興しました。
阮朝は現在のベトナムとほぼ同じ地域を領土としていました。明命帝になると外国人勢力を追い出し、キリスト教を弾圧します。紹治帝の下ではフランスとの武力衝突も起こります。そして嗣徳帝は更にキリスト教を弾圧し、仏西人宣教師を斬首刑に処すなど、フランスとの対立は激化します。
外交交渉を断念したフランスは、武力侵攻を決断しまうす。フランスのベトナム侵略に対して、ベトナムの宗主国である清が介入し、清仏戦争が勃発しますが、一進一退を繰り返し、かなり不利な状態になってきたフランスが清との講和を進め、天津条約で停戦が決まり、フランスは清国の領土から軍を引き上げる代わりに、ベトナム全土をフランスの保護領とし、仏領インドシナが成立します。
ベトナムは南部コーチシナはフランスの直轄地、北部トンキンもフランスの保護領となり、中部のみが阮朝の統治となるものの、結局、阮朝はフランスの傀儡となります。咸宜帝は反フランス勢力と結びついて、山谷に身を隠しゲリラ戦を展開したものの、最終的には逮捕され、その後は親フランスの皇帝を立てられます。最後の皇帝保大帝は、フランス・ヴィシー政権崩壊と日本軍によるフランス軍制圧を受け、フランスからの独立を宣言、ベトナム帝国を樹立し、その皇帝となります。その後ベトナム民主共和国最高顧問、ベトナム国(南ベトナム)元首となるも、ベトナム共和国樹立でフランスへ亡命し、ベトナムから皇帝一族の阮氏はいなくなりました。
しかし、その後もベトナム皇帝阮氏の皇位継承者は連綿と続いており、現在、バオ・アン氏が当主であり、ベトナム皇帝阮氏のホームページも開設されています。
レトロかきこ 横浜イベント情報「人形の家」 2022年11月17日
皆さん、ごきげんよう~♪
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
弊社のあるシルクセンターの目の前には、山下公園があるのですが、イチョウ並木があり、秋は、一面黄色になってとても綺麗です。
皆さん、カメラやスマホを片手に、紅葉の撮影に真剣です。
この日は、通りに箒を持っている方が数名。
どうやら落葉掃きの日のようです。
落ち葉専用の大袋が隅にいくつも置いてありました。
どの袋も、もうイチョウの葉で満杯です。
風が吹けば、また、すぐに落ちてくるし、骨の折れる作業ですよね。本当にお疲れ様です!ありがとうございます。
落ち葉は、足元が滑りやすくて危ないので、綺麗にして頂けて大感謝でした!
気がつけば、山下公園の端に到着。
公園から歩道橋が「横浜人形の家」につながっています。
「横浜人形の家」は人形専門の博物館で、100カ国以上、1万点以上の人形を展示している国内でも唯一の施設です。横浜のシンボル的タワー、マリンタワーのすぐ近くでもあります。
もうすぐ「ノスタルジック・マーケット」が行われるとのこと、お知らせが出ていました!
レトロ好きとしては“ノスタルジック”という言葉に思わず反応してしまいます。
残念ながら11月12、13日の開催ということで、レトロかきこ掲載時には、マーケットは、終了してしまっていますが、企画展の「少女ノスタルジック展ー昭和30~50年代の想い出」は、来年2023年1月29日まで開催しています。
昭和の雰囲気がお好きな方、懐かしいあの時を思い出したい方、必見です(^O^)
レトロコインへのご来店には、ご予約をお忘れなく♪
「少女ノスタルジック展ー昭和30~50年代の想い出」の詳細はこちら↓
https://www.doll-museum.jp/9735
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貿易銀 明治9年 PCGS-MS61PL 今週の映えコイン 11月16日
今週の映えコインは「貿易銀 明治9年 PCGS-MS61PL」です。
先週に引き続き、今週もオークション出品物の中から「PL」認定のコインをご紹介します。
本コインはPCGS社により「MS61PL」のランクがついており、鑑定枚数26枚中の21番目です。PCGS社で鑑定された明治9年の貿易銀の中では、PL評価がついた割合はわずか11%と少ないんですねぇ(>o<;) 貿易銀は打刻の良い品を比較的見ますので意外な事実です。
全体的にうっすら時代色がありながらも、その奥には当時の輝きをしっかりと残しています。近年、注目度も急上昇の貿易銀の、さらにPLを画像だけではなく、是非、直接手に取ってご覧下さい。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その79 2022年11月15日
晩秋の雰囲気が非常に濃く漂い始めた軽井沢、多くのお客様で紅葉が売りの場所は何処も賑わっています。
発地市庭を始め中央公民館では町民文化祭が挙行され、華道、茶道、陶芸、その他に勤しむ皆様方が日頃の稽古や修練の集大成を発表されておりました。レストランを始めとした飲食業界も沢山のお客様で混雑していました。紅葉さまさまですね〜
好天に恵まれ日中は暖かかった、ここ数日でしたが今朝(11月7日)はマイナス1.5度まで冷え込みました。冷たい風が吹いており晩秋を越えて冬接近を肌で感じます。
神戸大丸さんの在庫確認を終え大阪、京都と高槻市の取引先(西武百貨店)への挨拶を終え一旦、横浜に戻りました。
社内での議論は天満屋さんの支店(倉敷、福山、三原、広島)との取引に付いてでした。
同時の取引開始が望ましいか、それぞれに分けるかが議論となりました。本店の岡山に比べ客数が少ない筈の支店との取引は営業成績に期待を持てるのかが議論の中心でした。
結論は、買取方式ながら販売員を出す岡山店以外は先様の社員さんを横浜に集めて研修させて頂き、成績の向上が明らかになりましたら、弊社から販売員をお出しする事が、この会議の結論になりました。この会議での結論が通るか否かは実績が物を言う事になります。
ここで高槻西武百貨店さんに付いて一言、加えておきます。
1973年(昭和48年)9月25日、開店を目前にして新しい形態(百貨店+専門店)の商業集積で開店準備中に火災が起きました。火災の原因は放火であったと記憶しています。
弊社も開店準備が終わっておりましたので本当に驚きました。
1年後開店を果たしました。大阪や京都のベッドタウンとして人口増が続いていく高槻市に興味を持った百貨店と専門店街が手を握り、当時、新しい形の商業集積でした。
開店当初から多くのお客様に支持され成績を伸ばしておりましたが、時代の変化は誠に厳しく2019年9月30日に45年間の営業にピリオドを打ちました。
関東の西武が関西に乗り込んでの新規形態でしたが残念な結果になりました。
1981年(昭和56年)5月に近鉄線八尾駅前に開店した西武百貨店八尾店は2017年2月28日に閉店、1976年6月18日、滋賀県大津市に開店した大津西武店は2020年8月31日を以って閉店致しました。時代の変化は誠に厳しく、未だに残念な思いが湧きあがります。
関西での活躍が期待された西武百貨店でしたが、何故、お客様の支持を得られなかったのでしょうか?
昔から商いは大阪、政治は東京と言います。その不文律を破ろうとしての出店でしたが、結果として閉店が結論でした。この状況を打破すべく、新たに取り組みましたのが新宿に本店を置く伊勢丹百貨店です。こちらはJRをパートナーに選び1997年9月11日、京都駅ビルに開業しました。店名はジェイアール京都伊勢丹、その後、現在に至るも堅調のように見えています。詳細は後日・・・
小売業は、お客様の支持を失った途端に閉店に繋がります。所謂、商いの根本を逸脱した時、全てが終わります。恐ろしい現実です。
これは凡ゆる業界に通づる理論かもしれません。改めて考えてみたいと存じます。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十三回 フランという通貨 2022年11月14日
(上の写真は、左がFranc à Cheval(仏語版Wikipédiaから)、右が1.5ユーロ銀貨)
フランは文字通り、国名のフランス(France)から取られた名称で、国王の騎馬像を刻印したフランカシュヴァル(Franc à Cheval)金貨が最初でした。その後、国王立像を刻印したフランカピエ(Franc à Pied)金貨に代わり、アンリ3世以降、フランは銀貨となりました。1641年、ルイ13世がフランの発行を停止し、金貨はエキュ・ドール(Écu d’or)やルイ・ドール(Louis d’or)、銀貨もÉcuとなりましたが、フランス革命で十進法の法定通貨としてフランは復活しました。王政復古期もそのまま使われました。
一方、ベルギーは元々オーストリア領ネーデルラントの一部だったので、クローネンターレル(Kronen Thaler)を使っていたのが、ナポレオンにより占領されてフランを使用するようになり、ネーデルラント連合王国樹立の折、グルデン(Gulden)に切り替えられましたが、ベルギーは独立の際、フランス・フランと等価のフランを導入しました。ルクセンブルク、スイスもこれに準じ、またイタリアもこれに準じた形でリラを導入しました。
1865年、仏白瑞伊四か国でラテン通貨同盟が結成され、後にギリシアも参加しました。これは現在のユーロの原型のようなもので、各国独自の貨幣単位はそのままに、交換比率を1:1とするもので、1914年まで存在しました。
ヨーロッパでは共通通貨の導入が何度も検討され、1992年、マーストリヒト条約締結によりユーロの導入が決定されました。フランスにおいては2002年2月17日、ユーロとの交換が停止されて、通貨としてのフランス・フランは消滅しました。ベルギー、ルクセンブルクもユーロに参加しているので、フランは消滅しました。スイスとフランスの元植民地は、今なお、フランが生きています。
欧州に旅行に行くと、国境を越える度に通貨を交換するという、手間はかかっても気分を変える手続きが必要でしたが、今はそれもなくなってしまいました。
横浜ランチレポート14 大三元酒家 2022年11月11日
本日ご紹介するお店は「大三元酒家」です。
豪華な宮廷料理から家庭的雰囲気の中パンチの効いた味わいを楽しめる横浜中華街ですが、肉まんあんまんの中華饅頭も外せないですよね!!!
横浜開港150周年を迎えた2006年に開廟した媽祖廟(まそびょう)は、海上の守り神と言われる媽祖がまつられた日本でいうお寺のような存在です。
今回ご紹介するのは、その媽祖廟のお隣にお店を構える大三元酒家です。店頭では香港で認定された点心師が作った美味しい豚まんやあんまんが並べられており、リピーターが多い人気店!店内では、お得なランチメニューが6種類から選ぶことができ、中華街ならではの本格的味わいを楽しめます。オプションで220円を加算すると大きな焼売2個+デザートの杏仁豆腐もついてきてお腹いっぱいになれます(^o^)v ランチメニュー以外の単品も気軽に頼めるので、点心師が作る大きな餃子もオススメです!お土産に豚まんもいいですねぇ♪
マスク着用で楽しいランチタイムを☆
ランチタイム:11:00〜14:00(前後)
予算:550円〜
定休日:不定休
所在地:横浜市中区山下町136番地(弊社から徒歩14分)
電話:045-641-4402
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レトロかきこ オークション情報「カタログ製作中」 2022年11月10日
皆さん、ごきげんよう〜♪
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
今日は、レトロな挨拶で優雅に始まってみました(^-^)
ごきげんようっていい響きですよね。
すっかり耳にしなくなりましたが、もっと使って頂きたい言葉です(^O^)
さて、レトロコインスタッフは、現在大忙しのピリピリムード。
カタログ制作に集中して、朝から晩まで励んでおります。
カタログの中身が気になりますよねーー!
テレビで大人気のアニメ「スパイファミリー」にすっかりハマっているれと子、怪しまれないよう、諜報活動頑張ります(笑)
さて、店主の机をチラリ。
おや、裏返しに置かれたあやしい一枚の紙。
出品物の機密情報!?か。
どうやら暗号文ではなさそうです。
皆さまもご一緒に。
出品予定品の一例
日本 旧5円金貨 明治5年 PCGS-MS67
日本 新5円金貨 大正13年 財務省“極美品”
日本 旧1円銀貨 明治3年 普通円・有輪 NGC-MS66
日本 旧1円銀貨 明治3年 正貝円 NGC-MS65+
日本 旧1円銀貨 明治3年 正貝円・無輪 PCGS-MS63
日本 新1円銀貨 明治12年 PCGS-AU58
日本 新1円銀貨 明治17年 PCGS-MS63
日本 新1円銀貨 明治18年 PCGS-MS63
日本 新1円銀貨 明治28年 NGC-MS67
日本 新1円銀貨 明治36年 NGC-MS66+
日本 新1円銀貨 明治41年 PCGS-MS62
日本 新1円銀貨 明治15年 丸銀左打 PCGS-AU58
日本 新1円銀貨 明治28年 丸銀左打 PCGS-MS63
日本 貿易銀 明治8年 PCGS-MS62
日本 貿易銀 明治9年 PCGS-MS61PL
日本 竜50銭銀貨 明治18年 PCGS-MS63
日本 旭日竜20銭銀貨 明治3年 PCGS-MS67PL
日本 竜20銭銀貨 明治21年 PCGS-MS64
日本 竜20銭銀貨 明治33年 PCGS-MS64
日本 竜20銭銀貨 明治34年 PCGS-MS63
日本 竜5銭銀貨 明治9年 トメ銭 PCGS-MS66
日本 10円青銅貨 昭和40年 NGC-MS64RDPL
日本 5円黄銅貨 昭和36年 平金破損 PCGS-MS64
日本 1000円銀貨 昭和39年 東京五輪 NGC-MS66PL
日本 神功皇后1円札 PCGS-EF40
日本 新岩倉500円札 A000170A PCGS-UNC67PPQ
ハンガリー デュカット金貨 ND(1458-90) PCGS-MS62
エジプト 500ピアストル金貨 AH1351 NGC-PF62
カンボジア 試作50サンチーム金貨 1860 PCGS-SP65
インド モハール金貨 1841C NGC-MS61
チリ 8エスクード金貨 1836 NGC-UNC
イギリス 試作シリング銀貨 1778 NGC-PF62
安南 2チェン銀貨 嗣徳通宝/使民富壽 PCGS-MS62
これは、なんと!
出品物のハイライトではありませんか!!
総出品数は360ロット、今回は、中国古文銭などの特別出品まであるとの話も!
情報ゲット、やりました٩( 'ω' )و
カタログのお届けは11月末を予定しております。もうしばらくお待ちくださいね(^O^☆♪
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旭日竜20銭銀貨 明治3年 PCGS-MS67PL 今週の映えコイン 11月9日
今週の映えコインは「旭日竜20銭銀貨 明治3年 PCGS-MS67PL」です。
横浜・山下町では、朝晩の寒さに加え、人の流れもグッと増し、年の瀬が近づいていることをヒシヒシと感じます。収集家の皆様も、歩く速さや心の持ちようも変わってきているのではないでしょうか。さて、第8回レトロコインオークションの開催まで約1ヶ月、今年もグッと目を引く素晴らしいコインがたくさん入る時期になりました。今週は、オークション出品物の中から逸品をご紹介させて頂きます。
本コインは、PCGS社によりMS67...と思いきや、更にPLの記号が付く「MS67PL」の高ランクがついております!遠くから見ても只者ではない輝き、存在感が凄まじく、フロストがかった梨地部分とごく軽い時代色を帯び豊かさが増した鏡面状の平地部分がなんとも言えぬコントラストを構成します。この立体的な美しさは、二次元の図版では表しきれるものではなく、是非、直接現物をご覧頂ければと思います。裏面はまた違う驚きを感じること間違いなしです!
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その78 2022年11月8日
紅葉が本番をを迎えています。軽井沢の紅葉名所「雲場池」も観光のお客様で賑わいが始まっています。車でお越しの際は、これまでの駐車場が工事の為、使用できなくなっております。事前に最寄りの駐車場の確認を為さってからお運び下さい。
徒歩も誠に結構です。軽井沢駅から駅前通りを旧道ロータリーに向かって歩きます。
新道(旧東雲)交差点を左折して木漏れ日を浴びながら六本辻ラウンドアバウト交差点に向かって歩きます。ここまで来れば雲場池は目と鼻の先です。5分と掛かりません。
トータル20分程度の散歩です。紅葉と森林浴を楽しみながら、あっという間の素敵な散歩です。一昔前はスワンレイクと呼ばれ、白鳥が飛来して来る事も有ったとか・・・
現在は鴨が主のように見受けられます。近所の方達が遊歩道の掃除を始め整備に勤しんでおり、観光客の皆様に楽しんで頂くべく頑張っております。
気温は平年並みに戻っているようです。朝晩は軽井沢らしく冷え込みます。マイナス気温の時もございますので、ご宿泊予定の方はご注意ください。
神戸大丸さんの建物内部は、想像を超えた被害を受けており暫し絶句、建物のジョイント(エキスパンション)部分は広く口を開けており、分厚い板が渡してありました。売場に入りますと什器が片側に纏めてあり、百貨店さんのきちんとした対応が見られました。
弊社の売場も同様で破損した什器にはカバーが掛かっておりました。2〜3時間で在庫チェックは済み、書類にサインして終了しました。
弊社の地区責任者と共に建物の外部に出て建物を見上げますと工事用の足場にネットが掛かっており復興(結果として本館の一部を残して解体撤去、その部分は新規に建て直すとされました)を目指す強い意志を感じた次第です。自然災害の凄まじさを改めて感じた次第です。
三宮に足を向けました。駅前の「そごう」さんも被災されましたのでお見舞いを兼ねて足を運びました。こちらの被害は更に凄まじく建物が縦にパックリ割れておりました。そこから空が覗いておりました。こちらは全館の建て直しが発表されており、臨時の事務所に足を運びました。知り合いは不在でしたのでお見舞いの挨拶をさせて頂き失礼させて頂きました。
大丸さん同様、心が痛む現場でした。余計な事ですが災害の匂いを肌で感じた一日でした。
この地震の凄まじさは、大阪府高槻市にも及び、震度5弱を記録しています。活断層が高槻市を通り京都にまで及んでいるとの事でした。どちら様も活断層の確認を為さって下さい。
京都市も震度5弱を記録しており、影響の範囲は正に広範に及んでいます。高槻市の西武百貨店さんも大きな被害を受けられました。
大阪では、阪急百貨店、阪神百貨店、大丸百貨店、高島屋、近鉄百貨店、それぞれお見舞いに参じた次第です。京都では、大丸百貨店、高島屋、両店に足を運び、お見舞いに立ち寄らせて頂きました。
自然災害を避ける事は難しく復旧、復興には気の遠くなるような努力が求められます。
その努力が形になった現在の姿を見るにつけ、心から敬意を払うものでございます。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十二回 インド 2022年11月7日
(上の写真は左が東インド会社が発行のMohur金貨で‘QUEEN’、右が政府発行のSovereign金貨で‘IND:IMP:’)
世界四大文明発祥の地はナイル川のエジプト、揚子江の中国、チグリス・ユーフラテス川のメソポタミア、そしてガンジス川のインドです。
どこでもそうですが、小さな民族が多数存在したものを、巨大な勢力が飲み込むことによって大きな国家が作られ、やがて箍が緩んでまた小さな民族がバラバラになっていく、ということを繰り返すのが歴史ですが、インドも古代から同じことを繰り返してきました。
中央インドに起こったムガール帝国がほぼ全インドをまとめたのが17世紀末ですが、その後は反乱が相次ぎ滅亡しました。その間、1500年前後から大航海時代に入ったヨーロッパ諸国がやってきて、次々に植民地を作ります。ディーウやマラッカを足掛かりにするポルトガルがゴアを拠点として領土を確保、デンマークはトランケバルに領土を確保、オランダは東インド、現在のインドネシアを拠点としていましたが、イギリスを破ってこの地域から追い出し、ムガール帝国が没落するのに乗じて英仏両国が南インドに進出してきました。最終的にはイギリスがインドの主要部分のほぼ全域を手に入れます。
これらの進出劇は各国の東インド会社が行ったもので、各国政府の意向があるにせよ、各東インド会社が主導し植民地化しました。それはこの地で取れる綿や香辛料を獲得するためのもので、植民地化によって住民を奴隷のように使い、収益を上げる争いでした。
イギリスは近代税制を地方にも取り入れ、インドにも課したことから反乱が起きたため、土侯国に統治させる間接統治を行い、イギリスへの反感を和らげようとしましたが、上手くいかず、ついに直接統治に至りました。これによりイギリス領インド帝国が成立します。ですから、イギリス国王の称号は本国では「VICTORIA D:G: BRITANNIARUM REGINA F:D:」であり、インドでは「VICTORIA EMPRESS」となって、イギリス国王(女王)とインド皇帝の二つの称号を持つことになりました。
レトロかきこ オークション情報「ご出品ありがとうございます」 2022年11月4日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
「ご出品締切直前キャンペーン」では、多くの方にご参加頂きありがとうございました。
お預かりから最短1ヶ月ほどでオークション出品となる、まさにスピードオークション!今後とも皆さまのご都合に合わせて、お役立て頂ければ幸いです(^O^)
ということで、大急ぎでカタログ制作に入っています!
カタログのお届けは、11月末を予定していますので、恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。
ここで一息♪
先週10月31日のハロウィンの様子をお伝えしたいと思います。
中華街では、少し前から「万聖節」のポスターが貼ってあったのですが、当日、仮装していると一部のお店でサービスがあるとのことで、大人も子供も仮装姿の方が多かったです。風船やお菓子を配っているお店の前には、子供たちの行列ができていました♪
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新1円銀貨 明治36年 NGC-MS66+ 今週の映えコイン 11月2日
今週の映えコインは「新1円銀貨 明治36年 NGC-MS66+」です。
今日から5日後の11月7日は「立冬」。関東と近畿でしか発表されない「木枯らし1号ニュース」はまだかしら!? (^o^) 最近、ポカポカお日様が出ている日には、ランチレポートの為にいつもよりも足を延ばしてお店を探す、れと美です!!
さて、本コインは、NGC社により「MS66+」という高ランクがついており、鑑定枚数882枚中のなんと3番目です。円銀を年号別でみると、明治36年の鑑定総数はとても多く、最終発行年号で入手しやすいと言われる大正3年を上回る鑑定枚数。MS63が247枚存在する一方、MS66+はたったの2枚しか存在しません。バッグマークが少ないことは言うまでもなく、竜図や文字がまるで浮き立っているかのように立体的で、ずば抜けた光沢を放つ梨地の美しさをより引き立てています。高ランクに納得する逸品です!本コインにご注目あれ。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その77 2022年11月1日
俗に言う秋の気候と存じます。最低気温が下がったかと思えば再び上昇したりと、正に「・・・心に秋の空」を感じさせる昨今です。
本年は既にマイナス気温が記録され、それに連れ紅葉が急ぎ足で濃くなってまいりましたが、果たして予想通りに紅葉が進むのか心配になってまいりました。
拙宅の小さな畑では、唯一、パプリカの畑を残しておりましたが、急激な気温の低下がございましたので頑張って実をつけていた大小10数個のパプリカを収穫し畑を片付けました。
トマト、オクラ、ナス、キュウリと賑やかだった畑は土に戻りました。季節の推移と共に何やら寂しさを感じます。コスモスの片付けに続き寂しさが募ります。歳の所為かもしれませんね・・・。
他方、旧軽井沢地区そばの雲場池は沢山の観光の方達で賑わい始めました。今や長野県内でも有数の紅葉名所との事、理由は存じ上げませんが、これまでの駐車場が無くなってお越しの方達にとって不便をおかけしているのではと心配でもございます。
北軽井沢に出かける用事がございましたので、嬬恋村まで足を伸ばしました。贔屓目でしょうか、軽井沢の紅葉の方が美しく見えました。尤も日一日と変わる自然の移ろいです。どちらが美しいかを評価するのは誠に難しく存じます。
阪神淡路大震災から約2ヶ月が経過した某日、神戸大丸さんの指示に従い、震災後、初めて足を運びました。大阪からJRで神戸に向かいました。住吉川を越えた辺りから騒々しかった車内は次第に静かになり、倒壊した建物や複数の火災の跡を見るに至って咳き一つ聞こえなくなり、遂には全くの静寂となりました。「寂(セキ)として声なし」の格言を思い出しておりました。
予想や人知を超える事態に遭遇した時、人間は声を失うようでございます。
神戸大丸さんの近くから弊社のご担当者に連絡を入れますと「1時間後に社員通用口でお目に掛かります」との返事を頂きました。
暫時、近所の南京町や元町商店街の様子を見に歩を進めて行きました。
南京町の被害は予想していたより遥かに厳しく、複数の店舗が倒壊、復旧に向け瓦礫の撤去が進んでおりました。
元町商店街に足を踏み込みますと、アーケードの崩落はなかったものの損傷は激しく復旧までには相当な時間が掛かるものと感じた次第です。
アーケードを神戸駅まで歩くには約束の時間が迫ってまいりましたので次の機会に譲る事にして待ち合わせ場所に向かいました。
弊社の担当者の姿が目に入ってまいりました。
疲労からでしょうか、目の周りが黒ずみ一回り細くなっておいででございました。
被災へのお見舞いを申し上げますと、「信じられない事ですが、この建物も大きな損傷を受け現在も被災箇所の確認に追われております。先ずもって現場に案内させて頂きます」
平常時に歩いていた通路は、大きな罅(ヒビ)が入り、壁は更に大きな罅が入っておりました。
EV(エレベーター)は動いており7階まで上り降りようとするとEVのドアーと構造物は離れてしまっていて、分厚い木製の渡しが用意されておりました。この建物は増築工事が行われた建物でジョイント部分は大きく乖離しており、そこにも分厚い木製の渡しが架かっておりました。
渡ろうとすると足が竦(スク)み、気持ちを落ち着けてから歩を進めました。
担当者の方曰く「震災の翌日、万難を排してたどり着くも、地階は水で溢れ、ただただ、ほかの方達が集まるのを待ったのですが、寒くて寒くて震えておりました」
「ふと目を転じると1階のショーウインドーも、彼方此方壊れており、現場の保存が第一と考えつくまで時間が掛かりました」非常時の訓練を積んでいる彼でも何を為すべきかを見失う程の凄まじい被害であった阪神淡路大震災でした。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十一回 紙のお金 2022年10月31日
(上の写真は、左が世界最初の紙幣の交子、右がフランス革命時のアッシニア紙幣)
紙のお金…なんだか変な言葉です。「かみ」なのに「かね」。
お金は一般に貴金属でできています。なぜなら、そのまま貴金属として取引できるので、信頼を得やすいからです。しかし、金属も長く使うと次第に摩耗し、削られたり、落として変形したり、と当初の重量(大きさ)を保てなくなります。また、数が増えると物々交換の時のように、重くて持ち運びも楽ではなくなります。持ち運びが楽で、万人が共通してその価値を見出せるからこそのお金だったのですが、本末転倒となってしまいます。
そこで、貴金属の価値を保証、即ち貴金属との交換を保証する証文を考え出しました。それが紙幣です。
所謂「紙」が発明されたのは中国です。紙幣の最初も中国でした。交子と呼ばれる証文です。これは中国の宋の時代の銀貨の預かり証文だそうです。
一方、ヨーロッパ等は銀行が約束手形を発行します。この手形を持っていけば、記載されている金や金貨に替えてくれます。金本位制です。
フランス革命時に発行されたアッシニア紙幣は封建的支配階級、即ち王族や貴族の資産を担保にした紙幣です。
やがて金本位制はなくなりますが、世の中に流通した紙幣、貨幣は貴金属との交換がなくとも、信用され、流通し続けます。ここでは、信用は発行した国や銀行の信用です。従って、その信用が揺らぐとあっという間に価値を失い、ハイパーインフレ等が起こります。
現在では、国際的取引において基軸通貨の第一がアメリカ合衆国のドルです。この国が潰れる可能性は殆どないだろうという信用によるものでしょう。それでも、世界のどこかで一旦戦争が起こると、菌価格が暴騰します。やはり、いざとなったら金の現物が一番信用があるのでしょう。
※写真は2枚とも、Wikipediaから拝借しました。
横浜ランチレポート13 揚州飯店 2022年10月28日
本日ご紹介するお店は「揚州飯店」です。
横浜港が開港して早163年。外国人居留地が造成され始めた頃から関帝廟や中華学校が少しずつ形成されたのが始まりとなり、戦争などを挟みつつ様々な歴史を重ね現在の横浜中華街が出来上がりました。中華街は歴史も長く、老舗といわれるお店や人情味溢れる懐かしい雰囲気を感じられるお店がたくさんあります。
今回ご紹介するのは、その横浜中華街で67年間、本格中華料理を提供している揚州飯店です。ランチタイムには「ザ・中華!」といえる6種類から選ぶことができます。無類なサンラータン好きのれと美は一択ですが、お店の味が色濃く出るシンプルなマーボー豆腐や黒酢酢豚もオススメ!そして飲茶やスープもセットに含まれているので、お得感たっぷりで老舗の味が満喫できます(^。^)
マスク着用で楽しいランチタイムを☆
ランチタイム:11:00〜
予算:1250円〜
定休日:なし
所在地:横浜市中区山下町164(弊社から徒歩10分)
電話:045-651-5108
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レトロかきこ 出品締切直前「レトロコインオークション」 2022年10月27日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です♪
12月10日(土)レトロコインオークションvol.8をパシフィコ横浜にて開催させて頂きます。
コレクションの入れ替え、処分等ご検討のお客様、ご出品まだ間に合います!
11月1日(火)必着分(営業時間内)までの受付とさせて頂きます。
さらに、“ご出品締切直前キャンペーン”としまして、下記の銘柄、もしくは、参考価格10万円以上のコイン紙幣、および、弊社指定銘柄(ハイランク品など)をご出品のお客様には、3000円のレトロコインポイントを進呈させて頂きます!(レトロコインオンライン会員様限定とさせて頂きます)
下記に、最近会場で大変盛り上がった銘柄の一部をご紹介いたします。円銀、貿易銀、近代金貨につきましても、現在活況を呈しており、よいご出品機会かと存じます。
次回オークションでは、あなた様の一枚で、手に汗握る白熱の展開を!
小型50銭銀貨 昭和13年 PCGS-MS67 70,000円 → 430,000円(参考価格比614%)
竜20銭銀貨 明治6年 PCGS-MS63PL 20,000円 → 135,000円(参考価格比675%)
桐1銭青銅貨 昭和5年 PCGS-MS66+RD 25,000円 → 150,000円(参考価格比600%)
桐1銭青銅貨 昭和12年 PCGS-MS64RDPL 5,000円 → 100,000円(参考価格比2000%)
10円青銅貨 昭和41年 PCGS-MS65RDPL 15,000円 → 125,000円(参考価格比833%)
1000円銀貨 昭和39年 東京五輪記念 PCGS-MS68 100,000円 → 365,000円(参考価格比365%)
※注意事項
既に確定している出品物の銘柄とランクが重複する場合や、大量のご出品物をお持ち込みの場合、次回以降のオークションへのご出品をお勧めさせて頂くことがございます、あらかじめご了承ください。
弊社では、ご出品受付締切からオークション開催までを短期間でスピーディーに対応させて頂いております。オークションカタログのお届けにつきましては、11月末とさせて頂きます。恐れいりますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
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旧1円銀貨 明治3年 普通円・有輪 PCGS-MS64 今週の映えコイン 10月26日
今週の映えコインは「旧1円銀貨 明治3年 普通円・有輪 PCGS-MS64」です。
久々に円銀の登場です。重厚感ある旧1円銀貨!本コインはPCGS社により「MS64」のランクがついており、鑑定枚数474枚中の239番目です。割に数があるように思えますが、旧1円銀貨は単年号発行であり、コレクターの総数を比較すれば、充分稀少価値を発揮する数字です。また、同種類のコインでも1枚1枚違う表情を持っており、表情豊かな銘柄でもあります。手に持った時の光の回り方、プルーフライク様コントラストも生まれる素晴らしいコインです。当時の光沢を残した良品を是非、直接ご覧頂ければと思う、れと美です。
最近、朝夕がめっきり冷え込むようになりました。紅葉が色付くのには最高の条件だと思いますが、、、手や脚など末端を冷やさないように暖かくしてお過ごし下さい!
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その76 2022年10月25日
このところ天候が定まらず軽井沢の素晴らしい秋空を拝む事は出来ずにおります。
1株を残して全てのコスモスを片付けました。一度に全てを片付けるのが何やら哀しかったからに他なりません。
雨がポツポツ顔に当たり作業は中止かなと思っていると降り止みます。気持ちも新たに作業を始めると再び雨が・・・このようなことが終日繰り返された一日でした。似たり寄ったりの天気が続いております。
軽井沢の紅葉を愛でる旅行を予定されている方は各種紅葉情報を確認の上お運び下さい。
現在(10月17日月曜)、若干、紅葉が見られる木々がございますが、まだまだが実感です。
さて、阪神淡路大震災は、1995年1月17日、午前5時46分、淡路島北部を震源に、マグニチュード7.2、震度7の巨大地震が発生しました。
死者6,400余名、負傷者43,700名余りと被害は甚大でした。自然災害の凄まじさに人間の非力を改めて感じた次第です。このような大震災は2度と起こらないであろうと思っていましたら、何と2011年3月11日、宮城県沖を震源にマグニチュード9.0、最大震度7の超巨大地震が発生しました。
死者15,900名、行方不明2,523名、想像を絶する被害を受けました。加えて原発事故が発生し更なる被害を住民に与え、未だ帰還できない避難者もおいでになる悲しい現実もございます。地震大国日本を肌身で感じさせられた未曾有の震災でした。
神戸大丸の弊社コーナーは誠に順調に推移し、1994年後半から売場の拡大を含めて打ち合わせが始まっており、1995年は3月の上期からの売場移動が俎上に載っておりましたので張り切って新年の挨拶に14日、お邪魔いたしました。地区の責任者を同道して、挨拶やら打ち合わせやらと忙しい時間を過ごし、京都に戻り翌日は再び大阪の商品本部に挨拶をして横浜に戻りました。1日置いた17日に大震災発生の報に接した次第です。
【情報が前号と重複して恐縮です。たまたま16日に若くして亡くなった友人の法事が横浜で予定されており、15日に帰宅した次第です。いつもの通り関西に留まっていたらと思いますと背筋から汗が吹き出しました。亡くなった友人に改めて手を合わせました】
西宮市に住まいする弊社の地区責任者は、17日から電車も全てストップしており道路も閉鎖状態でしたので、18日は自転車で神戸へ足を運びましたが、大阪市内もあちこちで地震の後片付けの人達でごった返しおり、神戸市内に入れずに戻ったそうでございます。
弊社社員3名の様子が分からず、焦燥感が募っていた20日過ぎ直接、私に連絡が入りました。店舗責任者をお願いしていた方が残り2名の方の無事を確認し報告を下さいました。
全員無事と言う事に安堵の胸を撫で下ろした次第です。何十回連絡を入れても繋がらない折の焦燥感といったら表現出来ません。
21日だったでしょうか、地区責任者も悪路を自転車で神戸まで足を運び漸く彼女達と面会を果たし無事の確認をしてくれました。その報告をくれた折の声が疲労感に溢れ、彼の健康状態が心配になリました。彼の共に働く部下を思う心に感謝した次第です。
地区責任者が面会した際、僅かですが会社よりお見舞いとして現金の給付を行いました。
災害時は銀行もなかなか動かず、頼れるのは現金との非常時常識が神戸でも生きておりました。
それから2ヶ月が経過した頃、神戸大丸さんから連絡が入りました。「在高の確認をしたく存じますので、恐縮ながら足を運んで頂きたい」との事でございました。
納品形式で取引をさせて頂いておりましたので、納品した全ての品の代金を頂戴する権利を弊社は持っており、既に頂戴した金額を差し引いた在庫残高を確認する必要に迫られたからだそうでございます。商いとは厳しいものでございます。「後ほど・・・」と言う訳にはまいりませんのです。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第五十回鎌倉殿 2022年10月24日
(上の写真は、左が北宋銭、右が南宋の紹熈元寳)
今年のNHK大河ドラマは『鎌倉殿の十三人』。私は数度視ただけでやめてしまいましたが、皆さんはご覧になっていますか?三谷幸喜氏の大河ドラマは、これで何本目かわかりませんが、う〜ん… 昔、民放の深夜帯に出演者が、もたいまさこ、室井滋、小林聡美の三人だけのコメディドラマがあって、こういうのは面白いと思うんですけど、大河ドラマにこのお笑いを入れてしまうと、なんか違うような…
振り返って、大河ドラマ以外の時代劇では、銭形平次や異色の時代劇『必殺シリーズ』等、安土桃山時代、江戸時代物やには貨幣が出てきますが、それ以前の話となると貨幣は殆ど出てきません。
多くの方はご存知でしょうが、日本では奈良時代に、中国を手本とした「皇朝十二銭」と呼ばれる十二種の銭貨を発行しましたが、日本国内の経済基盤が整っていなかった為か、結局流通せず、品質も悪くなって 製造流通が停止されてしまい、それ以降、新たな貨幣は作られず、物々交換の時代に逆戻りしてしまいました。
平清盛が権勢を振るうと、中国・宋との貿易により宋銭が入ってきて、清盛はこれを普及させようとしましたが、後白河天皇がこれを嫌って、禁止令を出してしまいました。朝廷は全国の荘園領主から税収を得ているわけですが、貨幣が普及すると絹等の租税の物納の主流の価値が下がることを恐れたためだと言われています。
しかし、交換比率が安定しないと物々交換経済も上手く回らないので、朝廷や鎌倉幕府からしょっちゅう、交換算率を定めた法律を出しています。ところが、平家の時代に始まった絹の価格の下落が止まらず、しかも宋銭の利便性に朝廷も幕府も屈する形で、宋銭の使用を認めました。これが鎌倉時代の中頃で、その後は早い速度で、貨幣が日本社会に浸透していきました。
そうは言っても、鎌倉時代のお金は銅銭です。金や銀はまだ重さで換算されていました。13世紀末の物価換算では、金は米穀12,000倍、銀は4,000倍、銅ですら50倍とも言われています。
鎌倉時代には農具や農業技術が発達して生産力が増し、半農半武の下層武士達の中では、余剰生産物を上手く利用して儲けられる者と儲けられない者という、格差が生じてきました。貧しいものは弱いものを傷めつけてそこから年貢を取り立てようとしますが、それでは堪らないので、弱い農民は逃げ出し、その農具を作ったり、できた品物を売ったりして、職人や商人が増加していったそうです。
これらの社会が発展して現代へ繋がる訳ですけど、言わば、その原動力、根幹をなすものが「貨幣(経済)」なのです。
レトロかきこ 直前情報「古民家で愉しむレトロコイン展」 2022年10月20日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
さて、あさって土曜日は「古民家で愉しむレトロコイン展」です(*^o^*)
【開催日】2022年10月22日(土)
【時間】11:00~16:00 入場無料
【会場】上野桜木あたり みんなのざしき
レトロコインとやまぐち美術によるコラボレーションで皆さまをお待ちしております!(๑>◡<๑)
レトロコインオンラインに掲載中の商品や、できたてホヤホヤの新入荷品も並びます♪
どんなものが出るのー?との、お問合せもありましたので、新入荷品の一部をちょっぴりご紹介します(^-^)
残りの掘り出し物!?は、ぜひぜひ会場でお探しくださいね♪
新入荷品の紹介
旧1円金貨 明治4年 前期 PCGS-MS63
新1円銀貨 明治38年 PCGS-MS63
竜10銭銀貨 明治20年 PCGS-MS66
現行貨 格安スラブ多数
中国 50元金貨 各種
銀行ロール各種
2022年12月10日に開催予定のレトロコインオークションvol.8の出品物も一部お下見頂けます。
グレーディング相談はご予約制にてお受けしております。電話かメールにて、前日21日までにお申し付けください。
やまぐち美術さんの厳選の古美術品や骨董品も並びます!
普段使いできるオシャレなガラス器など毎回センスの良い品が並びます。
秋のお座敷でレトロな雰囲気と一期一会の出会いをお楽しみ下さい♪
催事の詳細、会場アクセスについてはこちらをご覧ください!皆さまのお越しをお待ちしております(^o^)
https://uenosakuragiatari.jp/event/677/
コインのひと時を過ごした後、さらにレトロムードを盛り上げたい方、電車好きの方は、上野駅へレッツゴー!徒歩で20分ほどです。
明治5年の鉄道開業から150周年を迎え、上野駅では「超駅博」が行われています。
文化、歴史、地方、暮らしの体験ゾーンが登場。
スマートフォンアプリを使用した「ARフォト スポット」では、かつて上野〜新潟間を走っていた車両データを呼び出すことができ、画面上で空間認識させると、上野駅15・16番ホームに115系電車、EF64形電気機関車が登場するそうで、実際に走っていた当時のままの列車の傷や外装・内装、車両動作音などの再現、行き先表示器がくるくる回るなど、様々なギミックが楽しめるそう。また車両と一緒に撮影することも可能だとか!こちらは、28日(金)〜30日(日)に体験できるそうなので、気になる方は是非下見を♪
※特別観覧エリアのためJRE Mallにて電子チケットの購入が必要です。
また、新潟の佐渡地域の文化や伝統芸能の披露、新潟のご当地ラーメンが楽しめる自動調理販売機による「拉麺スタンド」も登場!なんと90秒で拉麺ができあがるそうです!お味が気になりますね♪さらに、上野駅から周辺地域でのデジタルスタンプラリーなど開催中です。
最新のお知らせはこちらです。
中国 500元金貨 2013 PCGS-MS70 今週の映えコイン 10月19日
今週の映えコインは「中国 500元金貨 2013 パンダ PCGS-MS70」です。
本コインは、PCGS社により最高ランクである「MS70」がついており、鑑定枚数354枚中のもちろん第1位、トップです。梨地部分と鏡面部分が、素晴らしいコントラストを醸し出しており、ほぼプルーフの出来栄え、極上の共演を果たし、見事に“映え”ております!そしてなにより、パンダ3頭がたまらなく可愛いんです。パンダ好きの方、美しいデザインの金貨をお探しの女性の方にオススメです。
最近の傾向としては、ランク「70」にこだわる方も見受けられますね。もちろん最高ランクというと気分も跳ね上がり、どこまでも同ランクで揃えたくなる気持ちもよーくわかります(^o^)v 収集を始めるきっかけにもなる上に、収集の指標や目標にもなります。一方、コインは、世界中あまたの国で発行され、古代から現代まで脈々と続き、素材や形も様々で、どんな富豪でも全ては集めきれないボリューム感があります。ランクはちょっと下でも、気に入ったデザインの気に入った状態のコインを一枚でも多く、どんどん見つけて(せめて写真だけでも!?)集めてみたいと思う、れと美です!
最新のお知らせはこちらです。
軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その75 2022年10月18日
庭の彼方此方に広がり、まるでコスモス王国のようになっておりましたが、台風の影響でしょうか、全体の10%位を残して、倒れたり既に散ったり散る寸前だったりと目を覆うような状態になってしまいましたので、否応なく整理に手を付けました。雨がポツポツ降る中で取り組みました。止むを得ない仕儀とは存じますが、可憐な花を処分するのは心が痛みます。
夕方、整理を終えて残ったコスモスを見ると、やはり寂しそうでした。残りは自然に任せようと思っています。このところの軽井沢は、朝6〜9度台まで気温が下がり、紅葉が進みそうです。雨が降り続き木々や葉を洗っております。この後、気温が更に下がると、一気に紅葉が進みます。楽しみです。素敵な季節が始まります。
ハルニレテラスまで散歩に出掛けました。各飲食店の前には、長い行列が開店を待っていました。紅葉が深まるにつけ、更に混雑は増すのではと存じます。
さて、大丸神戸店との取引が始まりました。お客様が多く楽しい店舗運営になりました。弊社で働いた経験を持つ販売員が神戸に住まいしていた事も大きな力になりました。
取引形態は、買取で始まりました。順調に推移しており、売場拡大の検討が1994年末に始まりました。予想を越える成績が売場拡大の打ち合わせ開始に繋がりました。
1995年、新年の挨拶に出掛けたのが1月14日、15日に大阪の商品本部に挨拶に出向き、夜は横浜に戻りました。
17日朝、6時半頃、愛犬の散歩から戻ると、家内が真っ青な顔をして「神戸で地震が起きたようです!大きな地震のようですよ!」。NHKの画面を見ますと街並みの中に、幾筋か煙が狼煙のように立っています。何となく不吉さを感じる画面でした。
ヘリコプターからの画面が映し出されました。高速道路が倒れています。三宮駅前のそごう百貨店さんは半分に割れているように見えました。
大阪で地区責任者を務める部下に連絡を入れても電話は繋がりません。ポケットベルに連絡を入れ、折り返しの連絡を待つ事に致しました。刻々と悲惨な画像が映し出されています。
百貨店さんの方達に連絡を入れて見ましたが全く通じません。
このような時、何をするべきかを纏める事に致しました。非常事態が起きた時の対処法は何回も勉強をしたのに、必要な今、全く纏まりません。気持ちが動転していて考えも堂々巡り、まだまだ修行が足りません。
NHKの画面から目が離せず4時間を経過した午前10時前、大阪に住まいする部下から連絡が入りました。彼が住まいする地域も震度5弱と大きな被害が出ているようでした。大阪でこれでは神戸ではどうなっているのか心配が募るばかりです。出来得る限り細かく報告をしてくれるよう頼んで電話を切りました。当時、携帯電話はありません。大阪では家電(イエデン)は全く通じず公衆電話、それも10円玉のみ使用可だそうで10円玉を集める事から始めなくてはならず、部下の彼は、貯金箱を割ったと話しておりました。
神戸大丸店で働く3名の社員は、全て神戸市内に住んでいます。画面では長田地区が燃えています。JRも阪急電車も阪神電鉄も止まっています。
17日夜分「動きはとれず連絡も儘なりませんので、明日は自転車で神戸を目指します」との電話が入り、それだけで切れました。
1月16日に横浜で知人の法事が有り、同日に予定されていた百貨店さんの新年会を欠席させて頂き15日に戻った次第です。亡き知人に救われました。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第四十九回 スイス第二弾 2022年10月17日
(上の写真は左が5Francs銀貨、右が20Francs金貨)
またまたスイスのお話。スイスは欧州中央に位置していて、周りをフランス、ドイツ、イタリアに囲まれ、昔から様々な国の支配下に置かれてきました。その都度、敵と味方が入れ替わる。そこで、既得権益の自由、自治を守るため3州が誓約同盟を結び、その後周辺の諸州(カントン)が加わって、独立し、永世中立が国際的に認められ、現在の連邦国家が出来上がったのですが、永世中立と言っても、常に他者の干渉を排除できていたわけではなく、第二次世界大戦期には、ドイツ軍に国内を通らせたりして、交戦、占領を免れていました。
現在のスイスの辺りに元々住んでいたケルト人をローマがHelvetii族と呼んでいたため、この辺りはHelvetiaと呼ばれるようになり、現在、コインにも記される国名Helvetiaが誕生しました。コインに描かれた女性は国を象徴する女神Helvetiaです(写真の5Francs銀貨)。
金貨の方は通常「山と少女」と呼ばれますが、「ブレネリ」とも呼ばれます。そう、「おお、ブレネリ」の歌で有名なブレネリです。ブレネリとは、スイスの女性の名前「Vreni」フレニの愛称フレネリ「Vreneli」から来ているそうで、そこから「山と少女」も「ブレネリ」と呼ばれるそうです。
レトロかきこ 告知「古民家で愉しむレトロコイン展」 2022年10月13日
今月のTop画像が“小布施の新栗”に変わりました。
やまぐち美術さんよりご提供頂いております。いつもありがとうございます!
今週末22日(土)長野県小布施町では「おぶせ栗まつり2022」が皇大神社境内にて10:00~15:00まで行われるそうです。「特製奉納新栗餡しる粉」のふるまいは、13:00~ 無くなり次第終了。当日は、長野電鉄が営業開始100周年の記念イベントで、1乗車100円で運行するそう。小布施までお得に行けますね!長野旅行をされる方は、この機会に小布施で秋の味覚を楽しまれてはいかがでしょうか♪
イベントの詳細はこちら。
https://www.obusekanko.jp/3725
この日、東京の上野桜木あたりでは、
「古民家で愉しむレトロコイン展」を開催します♪
【開催日】2022年10月22日(土)
【時間】11:00~16:00 入場無料
【会場】上野桜木あたり みんなのざしき
レトロコインとやまぐち美術によるコラボレーションで皆さまをお待ちしております!(๑>◡<๑)
レトロコインオンラインの商品や、選りすぐりの新入荷品をご用意しております!
また、2022年12月10日(土)パシフィコ横浜にて開催予定の “レトロコインオークションvol.8” の出品物をご覧頂けます。
古美術品は、「木彫 犬」他、骨董品など、色々ございます。
コインや古美術品のご相談、鑑定も承ります。
この機会にお気軽にお持ちください。
お座敷でのんびりと、谷中の秋の雰囲気とともにぜひお愉しみ頂ければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしております^O^)
なお、密を避け、快適にご利用頂くために、下記のご利用につきましては、原則ご予約制とさせて頂きますので、ご協力をお願いいたします。
・グレーディングサービスのご相談・ご依頼
事前に、電話かメールにて、コインの内容や枚数、ご相談内容をお知らせ下さい。
恐れ入りますが、多数の場合や特殊なお品を含む場合、会場での対応が難しいことがあり、お預かりしてのご案内とさせて頂くこともございます。
恐れ入りますが、ご予約のない方は、お待ち頂く場合がございます。
なお、商品をご覧になるなど、ご相談以外のお客様は、特にご予約の必要はございません。どうぞお気軽にご来場下さいませ。
お越し頂く皆様に快適にお愉しみ頂けますようご協力をお願いいたします。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
【新型コロナウイルス感染症防止策について】
新型コロナウイルスの終息は未だ見えませんが、慎重に、かつ清潔安全に、お楽しみ頂けますよう、下記の取り組みを行いますので、ご協力をお願いいたします。
・発熱(37.5度以上)、咳、くしゃみ、咽頭痛、倦怠感など風邪症状のある方はご遠慮ください。
・ご来場の際は、入口にある備付けのアルコールで手指の消毒をお願いいたします。
・マスクをご持参の上、ご着用をお願いいたします。
・お客様同士の距離が適度に保たれるように、ご配慮をお願いいたします。
・混雑時には、お待ちいただく場合もございます。
・スタッフは、マスクを着用し、部屋の換気、手指の消毒をこまめに行います。
勤務前に検温し、常に体調の確認をします。お会計の際は、コイントレーを使用します。
最新のお知らせはこちらです。
旧2円金貨 明治3年 PCGS-MS66 今週の映えコイン 10月12日
今週の映えコインは「旧2円金貨 明治3年 PCGS-MS66」です。
本コインは、PCGS社により「MS66」のランクがついており、482枚鑑定中の44番目のハイランク。遠くからでも只者ではない存在感を示し、目映く存在感のある金貨です。旧2円金貨は、竜と錦の御旗の意匠がいずれも堪能できる最も小さな金貨であり、発行枚数も少なく、状態にこだわっても、そこまで高額でない点も魅力です。PCGS社によるMS66の評価、金貨特有の輝ける存在感、デザイン性とレアリティ、これらが一つでも気になる方にお勧めの一枚です。直接、皆様にご覧頂ける機会も設けますので、秋の行楽シーズン、趣味にもお時間を割いて頂けると嬉しいです(^。^)
今年も残すところあと2ヶ月半。1年とは早いものですね。初春の苺が終わるとさくらんぼが来て、次は桃、梨、葡萄が来た!と思ったら、もう冬、林檎の季節!って、食べ物ばかりですみません(汗) さすがに「暑い〜」の口癖が出なくなった最近のれと美でした (^_^;)
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その74 2022年10月11日
秋を肌で感じ始めた今朝は7.5度まで冷え込みました。連続で日本に近づいたり上陸した台風も、ここで一段落か?
青空が広がる、昨今です。しかしながら来週半ばを過ぎると急激に気温が下がる予報が出ています。
漆が紅葉を始めました。いよいよかな〜。
庭も寒さの準備をしなければと思っていますが、昼間の暖かさに、つい日延べになっています。
天満屋さんとの取引開始が決まり、一旦京都に戻りました。不思議な事に定宿にしている東急ホテルにチェックインしますと、フロントのご婦人が「お帰りなさい!」、何となくホッとする自分がいるのに驚きました。
一気に北九州市(井筒屋さん)、福岡市(岩田屋さん)、熊本市(鶴屋さん)、鹿児島市(山形屋さん)、大分市(トキハさん)、此処に記した各都市の地域一番店は、大変立派な成績を上げており、お客様との距離が近く、隆盛を誇っておりました。
長崎市には、前述の5店舗と比べ、営業成績は少し小さくなりますが、内容は誠に立派な浜屋さんという百貨店さんがございました。こちらとの取引も視野に入れた作戦の構築に頭を捻っておりました。それほど取引をしたい魅力に溢れていました。
当時は、現在のような大型スーパーが中心になった郊外型ショッピングモールの進出はなく、百貨店さんがお客様のニーズの全てを購っておりました。全国で使える各百貨店さん発行の商品券も贈答品の王様になっておりました。
どの地域の百貨店さんにとっても誠に良い時代と言えたのではと思っております。
どちら様も、それぞれ遠距離である事から、どのように回るのが効率的かを四六時中、考えておりました。
神戸大丸さんから連絡を頂きました。梅田大丸さんの好成績が引き出した取引依頼でございました。弊社が横浜であった事から同じ港町神戸には興味を持っておりましたが、商品部からのご案内でした。早速、足を運びました。
横浜同様、開国時代の雰囲気を強く残した同市には共感を覚える事が多くあり、元町商店街もその一つです。
JR神戸線・元町駅から徒歩3分、元町商店街の入口に大丸神戸店がございます。
余談でございますが、横浜元町商店街の最寄りのJRの駅は、JR根岸線・石川町駅です。
JRさんに横浜元町商店街として何度も石川町駅の名称を元町駅への変更をお願い致しましたが、元町の表示が既に神戸に存在するので重複は許されないとの返事でございました。色々と折衝を続けたようですが、思いは届きませんでした。
2004年開通した、みなとみらい線の終点に「元町・中華街駅」が出来、駅名に元町が入り漸く溜飲を下げた次第です。
JR根岸線・石川町駅の駅名由来は、開国当時、外国人の生活を支える事を目的に元町商店街が時の江戸幕府の命令で作られました。従って一番多かった職種は家具の修理屋さん、パン屋さんや洋服屋さん、といった生活支援商材を扱うお店が多かったのですね〜。
この街は江戸幕府の代官によって統治されておりました。
その代官の名前が「石川」氏であった事から「石川町駅」の名称由来と伺っております。
余談から本題に戻ります。打ち合わせは順調に運びましたが、当時、住文化用品部との取引が多くインテリアの商材も取り扱っていた商社から横槍が入り若干、開始スケジュールが延びました。
当時は、まだまだ各部門と沢山の取引をしていた商社さんの力が強かった証でもございます。
特に、この商社さんは神戸に本社があった事からのクレームであったと記憶しております。
1992年の春には取引開始、取引形態は買取でした。
まさか3年後、1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災に見舞われるとは思いもよりませんでした。
次号に続く
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横浜ランチレポート12 Pollone(ポローネ) 2022年10月6日
本日ご紹介するお店は、「Pollone(ポローネ)」です。
日本にはブランド〇〇と名の付く、野菜やお肉、フルーツ等がたくさんありますが、生産量は少ないものの、徐々に浸透しつつある神奈川県の「葉山牛」というブランド肉をご存知でしょうか。本日は、その葉山牛を使用したお店「ポローネ」のご紹介です。
ランチでも美味しいお肉が食べたい!!!そんな方には「じっくり煮込んだホホ肉のビーフシチュー」はいかがでしょうか。葉山にある、石井ファーム直送のお肉を使った“歯が不要?!”と思うほど、柔らかく煮込まれた贅沢シチューです。ランチメニューは他にも、葉山牛を使ったハンバーグやボロネーゼ、シェフのおすすめパスタなど、5種類から選べ、セットのサラダとスープも、鎌倉、三浦などの野菜を使用し、地産地消を心掛けているとのこと。毎朝届く新鮮野菜をランチでご堪能あれ!なお、おすすめパスタ狙いの方は、お早めに (^_^)
マスク着用で楽しいランチタイムを☆
ランチタイム:11:30〜14:00(ラストオーダー13:30)
予算:950〜1480円
定休日:日曜日・祝日
所在地:横浜市中区元浜町3-15(弊社から徒歩8分)
電話:045-227-6403
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旧5円金貨 明治5年 PCGS-MS67 今週の映えコイン 10月5日
今週の映えコインは「旧5円金貨 明治5年 PCGS-MS67」です。
横浜市では急に秋を感じる気温に下がった10月5日、皆様はいかがお過ごしでしょうか。つい薄着のまま出掛けてしまったれと美は、強い風が吹く度に「さむい〜」とつい声を漏らしておりました (>。<;)
本コインは、PCGS社により「MS67」のハイランクがついており、鑑定枚数128枚中の見事1位、トップランクです!!梨地系の肌からは、まるで出来立てのような光沢感を呈し、当然のごとくバッグマークは僅少です。博物館級の一枚、見ない手はないでしょう。是非手に取ってご覧頂きたい逸品です。このような金貨が製造から150年を経て、なお現存していることに神秘性を感じるれと美です。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その73 2022年10月4日
台風14号の影響は拙宅の庭には大変大きく、コスモスは悲しいことに半減しました。
昨日、一昨日と2日間かけて整理にあたりました。本当に哀しいです。
コスモスの特徴でしょうか、丈は2メートルを越え、太い茎から生えている枝は風に弱く、多くの枝が折れてしまいました。強風に耐えられる構造にはなっていないように思います。
そこも、この時期一番人気のコスモスの儚さを感じさせるのかもしれませんねぇ・・・
季節外れに思われる百合が開花しました。四季咲きの薔薇と百合の花、何だかピンと来ませんが百合は素晴らしい香りを放っています。
お彼岸は好天に恵まれず、毎週自宅に足を運ぶ近しい友人のようになってしまった台風が再び近づいて来る予報が出ています。シルバーウイークを楽しみにしていた皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
9月22日(木)朝の気温は8.5度まで下がり、暖房(エアコン)のスイッチを入れました。
気温が零下になりますとストーブを焚きます。このような早い時期に暖房を使った事は、ここ十数年無く、今冬の厳しさが予想され気持ちが引き締まります。
他方、ご案内の通り、軽井沢の秋は誠に美しく格別な季節でございます。是非ともお楽しみ頂ければと存じます。
岡山に本店を置く天満屋さんとの取引開始が決まりました。JR山陽本線を利用して20分以内で倉敷に着きます。大原美術館は岡山とは指呼の距離にございます。今回、落ち着いて打ち合わせに臨めた要因の一つになりました。
ところで日本三大庭園(大名庭園)は、それぞれ命名した訳がございました。
岡山市・後楽園 時の為政者が「皆が先に楽しめ、私はその後に楽しむ」とか
水戸市・偕楽園 「皆と共に景観を楽しみ英気を養おう」とか
金沢市・兼六園 中国(宋時代)の書物・名園記を参考にしたやに伺っております。
岡山まで参りますと、山陽新幹線で広島、北九州市、博多(福岡)が視野に入り、熊本、鹿児島、大分も近付いて参ります。
この日は、岡山を後にして姫路に向かいました。
姫路には「ヤマトヤシキ」さんという百貨店さんがあり、高島屋さん系として頑張っておられるとの情報があり、この際立ち寄る事に致しました。
姫路にはもう一つ「山陽百貨店」さんがございます。私鉄山陽電鉄株式会社が親会社です。
山陽電気鉄道本線は、兵庫県・西代駅から山陽姫路駅までを結んでおり、駅ビルの利点を充分に活かした駅ビル百貨店さんです。
一方、ヤマトヤシキさんは姫路駅前商店街の中に入り口を持つ百貨店さんで、こちらも多くのお客様で賑わっておりました。小ぢんまりした百貨店さんですが、お客様にとって買い物がし易い工夫が、彼方此方に為されており大変、勉強させられました。
当時、この駅前商店街には、フランス・パリにお土産品やメガネを扱っていた「パリミキ」さんの本店・本社がありました。現在、本社は東京都港区でございます。本当に活気に満ちた商店街でした。
このところ岡山中心の営業活動を行なっておりましたので、次の策を立てる為に京都に戻る事に致しました。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第四十八回 ベルギー 2022年10月3日
(上の写真は、左がこの時点までの歴代3人の国王の肖像入10Francs、右がベルギー領コンゴの50Francsで裏に2言語が書かれている)
さて、前回はスイスについて、多民族国家の話をしましたが、今回はベルギー。
ベルギー王国は1830年に独立した、比較的若い国ですが、独立前から見れば、古代ローマ時代のカエサルがこの地域にいた民族をベルガエ族と呼んだところから始まっていますから、長い歴史があります。
そこから話したらいくら時間があっても足りませんが、スペイン、オーストリア、フランス等、周辺の大国に組み込まれながら、ナポレオン戦争後のウィーン議定書に基づいて、オランダと共にネーデルラント連合王国として独立します。しかし、その中ではフラマン語、フランス語、低地ドイツ語等、違う言語を使う人達がおり、南部に早く産業革命の波が来て比較的経済的に豊かになると、南北対立が起こり始め、ウィレム1世による圧力にも反発が起こり、ついに独立革命が起こって、独自の国王をドイツから迎えることとなりました。
ベルギーの王政は、立憲君主制ですが、国王や貴族には今も政治的権限があり、実際に政治に参加しています。
その後、ベルギーに降った不幸といえば、やはり第二次世界大戦でしょう。ベルギー、オランダ、ルクセンブルクは中立でしたが、結局ドイツに蹂躙され、占領されました。ベルギー政府はロンドンに亡命しましたが、国内に残ったレオポルド3世は政府の意向を無視してドイツと無条件降伏したため、戦後、国に帰ることは許されず、強制的に譲位させられました。
言語的には首都ブリュッセルはフランス語を話す人が多いですが、それ以外はフラマン語が殆どです。
ブリュッセルに自然科学博物館があるのですが、入口の受付はフランス語窓口とフラマン語窓口がはっきり分かれています。私が行った時、フランス語窓口が閉まっていたので、仕方なくフラマン語窓口の女性にフランス語で話しかけたら無視されました。彼らにとってそれは当たり前のことなのでしょうが、日本人からするとちょっと情に欠けるように思えます。
ベルギーは二種類の言語が同居する国ですが、国内は安定しています。それに比べると、殆ど一種類の言語しかない筈のオランダの方が、国内が安定していない(特に王政について)のは、不思議な話です。
横浜ランチレポート11 味奈登庵 総本店 2022年9月30日
本日ご紹介するお店は「味奈登庵 総本店」です。
とある大盛り番組でも紹介されたことのある、横浜市民なら知っている人も多い、創業54年の挽きたて打ちたて茹でたてにこだわったお蕎麦屋さんのご紹介です。弊社から徒歩4分の総本店では、ノリの良いおばちゃま店員さんが注文対応をしてくれた時、ある特徴があります!「普通盛り、大盛りお蕎麦の量はどうされますか?」と聞かれ「普通盛りで」と答えると「富士山盛りじゃなくて良いの〜?」と一声ニコニコしながら聞いてくれます (^v^)
そう、味奈登庵には「富士山盛り」という約3〜3.5人前のお蕎麦が盛られたスペシャルオプションがあるのです!!それも追加料金なしの驚きサービスです p(>o<)q 各種メニューが取り揃えられていますが、富士山盛りが出来るメニューは、一部に限られているのでご注意下さい。天ぷらもサクサクで、弊社からも近いため、ついふらふらっと食べに行きたくなるお店です。横浜へいらした際に、完食出来る自信のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!!最後に、富士山盛りを食べた弊社スタッフは、お腹も富士山のようになったのでした〜 >>(>。<)
マスク着用で楽しいランチタイムを☆
ランチタイム:11:00〜
予算:510円〜
定休日:なし
所在地:横浜市中区山下町25(弊社から徒歩4分)
電話:045-641-8290
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レトロかきこ お礼「ワイン」 2022年9月29日
レトロコイン展 in 横浜においでのお客様から葡萄酒を戴きました。大きなお荷物をお抱えになってのご来場、なんと今回、赤2本、白1本の計3本を頂戴いたしました。ありがとうございます。この内、赤の1本は前回戴いた美味な“Toso”でしたので、今回は赤葡萄酒の“2020 BARRANCAS TOSO”について。
ひと昔前は、アルゼンチン産の葡萄酒は土臭い、などと言われていましたが、今はすっかり垢抜けて(?)土臭さなど微塵もなく、香り豊かで喉越しの良い、大変美味しい葡萄酒でした。前回の“Toso”ともまた味わいが違い、同じ2020年ながら、コクがありながら飲みやすい一品です。チーズをお供に、楽しい夕食のひと時を過ごすことができました。
美味しい葡萄酒をありがとうございます。
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竜5銭銀貨 明治9年 トメ銭 PCGS-MS66PL 今週の映えコイン 9月28日
今週の映えコインは「竜5銭銀貨 明治9年 トメ銭 PCGS-MS66PL」です。
朝晩の気温は下がりつつありますが、日中はまだお日様の威力が凄いですね(>.<;)いまだに日焼け止めが欠かせない、れと美です(汗)
さて、出ました「PL」評価品!本コインはPCGS社により「MS66PL」のランクがついており、非常に少ないPL認定、鑑定枚数僅か3枚のみの中で2番目のハイランク。流通目的に製作されたとは思えないほど、素晴らしすぎるコントラスト!立体的な質感のプルーフライクは、鏡面部分と梨地部分、見る角度によってコインの楽しみ方も増える、収集し甲斐のある分野だと思います。しかもこの目映い光沢。その高い人気ゆえ、相場高騰は免れませんが、趣味と実益に加え、アートとしての魅力を兼ね備える逸品、いかがでしょうか。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その72 2022年9月27日
中秋の名月を見る事、残念ながら叶いませんでした。雲の流れが早く誠に残念でした。
やはり天気が安定しません。毎週訪れる台風の影響が大きく、秋を迎える心の準備が整いません。
コスモスは更に勢いを増し堂々たるものです。再び台風(14号)の接近が報じられておりますので、コスモス始め頭の重い花々の補強に追われています。
四季咲きの薔薇も勢いを増し始めています。これからが楽しみです。不思議なことに百合が咲きそうです。この時期に百合?
台風の被害が少ないことを、ただただ祈っています。
大原美術館は日本初の西洋美術館です。倉敷市美観地区に見事な西洋建築物が建っており、建築主・大原孫三郎氏の見識の広さに頭が下がります。
1930年(昭和5年)開館!
倉敷紡績(クラボウ)を起こした大原孫三郎氏は、倉敷川を挟んだ場所にある有鄰荘(私邸)も合わせて公開しています。
さて、天満屋さんとの打ち合わせは数を重ね、胸突き八丁に差し掛かっていました。精神的に負ける事なく打ち合わせ回数を重ねながら決して結論を急ぐ事はございませんでした。
勿論、大原美術館に足を運べる喜びが有ったからに他なりません。
今日も打ち合わせが終わり、帰路に着こうとしていた折、役員さんから夕食のお誘いを頂きました。以前一度、ご接待を賜った事のある日本三大庭園(偕楽園・水戸 兼六園・金沢 後楽園・岡山)の一つ、後楽園の傍の料理屋さんでした。京都祇園にも負けない見事な風情を保っておりました。
ご案内の通り、岡山城は烏城(外装に使用した防腐剤が黒であった為、烏城と称されました)、長野県松本市にも烏城(松本城)がございます。
他方、白い漆喰で仕上げた城は、白鷺城(姫路市・姫路城)と称されました。隣接県で烏城と白鷺城が在るのも何かのご縁と存じます。
後楽園の近くの料理屋さんで心のこもった素晴らしい食事を頂きました。
席が始まった折、この席を主催して下さった役員さんの挨拶に「打ち合わせを重ねた結果、どうやらご一緒させて頂ける条件はクリアー出来たようでございます。誠にありがとうございました」、何とも心に染みる挨拶でございました。大原美術館に足を運ぶ機会を頂いた事で、常に落ち着いている事が出来ました。大原美術館が齎してくれた成果と存じます。
取引開始に必要な詳細は、後刻に譲るとして楽しい一夕が始まりました。
一次会がお開きの後は、二次会に移ります。
エル・グレコ作『受胎告知』の素敵なレプリカが迎えてくれたお店でございました。古都岡山の夜を充分楽しみ宿に戻りました。
1階奥のバーに立ち寄り、今日一日を振り返り、改めて大原美術館に感謝をした次第です。
明日は、お礼参りに行かずばなりますまい・・・
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第四十七回 スイス 2022年9月26日
(上の写真は、左が5フラン銀貨、右が1ラッペン銅貨)
烏露戦争は愈々泥沼化と危険性が増してきました。露国大統領は、烏国と露国は同じ民族だ、と言っていた筈ですが…
この地球上には実に様々な動植物がいます。それらは皆、生息している地域の環境に馴染んで、進化してきました。それゆえ、人間の考えた分類上、同じ種でも交わることは殆どありません。世界中を縦横無尽に移動するのはヒトくらいのものです。従って、ヒトは違う人種でも混じり合うようになりました。そして、多種多様な人種が隣同士で生息する場所ができました。
あらゆる生物は自分の生存が脅かされないように、自分のテリトリーを持っています。ヒトも同じでそれを“クニ”と呼んでいます。でもヒトが他の生物と違うのは、同じクニに違う人種や交配した人種が生息していることが多く、所謂多民族国家が存在します。
アメリカ合衆国は元々住んでいた民族の土地に欧州から白人が入り込み、黒人奴隷が連れてこられたり、更に地球上あらゆる所から移民が入ってきたので、正に人種の坩堝と化していますが、ロシアや中国、そのほかあらゆるクニが、多かれ少なかれ、他民族が同居しています。
そうした中でも、いくつかのクニは、人種だけでなく夫々の使う言語も違っていることがあります。ベルギーはフランス語とフラマン語、スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語、カナダは英語とフランス語…
こうした国々では、往々にして民族対立が表面化することが多いのですが、スイスは非常に安定しています。その結果、通貨も安定していて、割合的には少ないですが、スイスフランは国際決済通過の一つに数えられています。
ところが公用言語が四つもあるので、貨幣の単位の読み方が、言語によって違います。ドイツ語ではフランケンとラッペン、フランス語ではフランとサンチーム、イタリア語ではフランキとチェンテジモ、ロマンシュ語ではフランクスとラップとなります。これらの額面は、紙幣ではそれぞれの言語が併記されていますが、硬貨の場合、フランは‘Fr.’または‘FR.’、サンチームは数字のみとなっています。
さて、そんなスイスフランですが、為替相場等では‘CHF’となっています。これはラテン語で“Confoederation Helvetica Franc”の頭文字を取っているのだそうです。一つの言語に偏らないための方策かもしれません。
レトロかきこ お礼「梨」 2022年9月22日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
お客様より見事な梨「むさし野の甘露」を頂きました。
シャキシャキとした瑞々しい食感と甘みが、とても美味しかったです。
暑さで重だるかった身体の疲れがスッと癒されました。
オークションに向けて、スタッフ一同準備を頑張りたいと思います(^-^)
ありがとうございました!
写真の“白い彼岸花“は、やまぐち美術さんよりご提供頂いております。京都、平野神社で撮影されたそうです。
秋の訪れを感じさせる美しい一枚ですね!
夕方には涼しい風に肌寒さを感じるようになりました。
皆さま、お身体に気をつけてお過ごしください。
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中国 50元金貨 1983年 UNC-FDC 今週の映えコイン 9月21日
今週の映えコインは「中国 50元金貨 1983年 パンダ」です。
シリーズものとして発行されているコインは多種多様ですが、中国といえばやはり愛らしい「パンダコイン」が有名ですよね!1982年から発行され続けている人気シリーズですが、今回ご紹介するのは初期の1/2オンスの50元金貨1983年です。本コインはスラブには入っておりませんが、素晴らしい保存状態、ごく僅かな金サビも味わいのひとつです。製作もプルーフ調でコントラストがついており、大切に所有されていたことも良く分かります。
2001年以降は1900年代とはガラリと変わり、50元金貨の額面に対して重量は3.11グラムと1/10オンスサイズに変更となってしまいました。れと美は「映えが命!!」なので、1/2オンスサイズの50元金貨をオススメしちゃいます!!
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その71 2022年9月20日
庭のコスモスは、このところの台風の影響でしょうか、強風で毎日沢山の花が茎ごと倒れています。朝一番の作業は、倒れたコスモスを回復させる事と、残念ながら回復不能と判断したコスモスの処分です。心に優しいコスモスですので、出来得る限り回復させたいと思っておりますが、なかなか難しい作業です。台風11号の影響が今日(9月6日)、明日、出そうなので心配です。コスモス達の為にも強風が吹かないよう祈っています。
台風11号が去った後も雨が続いています。雨が止む合間を縫ってコスモスの様子を見回ります。更に多くのコスモスが倒れ、処分の量は増え続けています。心が萎えます。
野菜の収穫も最後の日が近付いています。天気が回復したらと思っていますが・・・。
軽井沢を楽しんで下さっている方達の数は少なくなっていないように感じます。こちらでレストラン始め、色々な商売を展開している皆様にとっては誠にありがたい事でございます。
先日、ハルニレテラスに足を運びました。午前11時頃だったと思います。
各レストランのランチタイムが始まる時間で各店舗の前には開店を待つ人で行列が出来ていました。此処数年を思い起こすと誠に素敵な光景です。
コロナで失われた営業チャンスを逃さない為に必死さを強調せず、お客様に不快感を与えないように頑張る各店の皆様がとっても素敵に見えました。
さて、大原美術館、工芸・東洋館には、浜田庄司、河井寛次郎、バーナードリーチ、作陶家の作品が数多用意され、棟方志功の作品を集めた「棟方室」の充実ぶりには目を見張ります。
棟方室は、染色工芸家、人間国宝・芹沢銈介が設計した空間であり、素晴らしい作品でもございます。本当に多くの作品が展示されており圧倒されます。
天満屋さんとの打ち合わせの際は、出来得る限り倉敷で宿を取り大原美術館に足を運びたいと思います。
さて、3日目の打ち合わせが始まりました。弊社と取引を始める場合の環境に付いてが主題でした。先様の提案は、インテリア売場の一角での展開でした。売場を見る限り家庭用品売場が隣接しておりますが、背の高い什器で目線を塞がれる事も無いように思われます。検討する価値がありそうです。
取引形態は納品でお願いしました。
「えっ!納品で宜しいのですか?」ご担当が声を上げました。
尤もな発言です。取引先様で納品形式は少なく、売り上げ仕入れ方式が弊社の希望するところとの認識をお持ちの先様でした。既に出店させて頂いている他店様に於きましては確かに売り上げ仕入れ方式での取引を希望して参りました。
こちら様は弊社に取って大変魅力的な取引先様ではございますが、岡山店だけでなく同時に他店(倉敷店、福山店、三原店、広島店)も取引開始となると、弊社にとって在庫の負担の無い納品形態が良いのではと考えておりました。リスクヘッジと言われれば、その通りです。
この時点で他店への出店要請は頂いておりませんが、岡山店に売り上げ仕入れ方式で出店すれば、他店も同様の取引形態を望まれると予想しておりましたので先手を打った次第です。
納品形態であれば売場の環境整備に関する費用もお願いできる可能性がございます。
結論を頂きますのに時間が掛かっても、此処は待つべきと考えました。
何しろ大原美術館がございますので、手前には焦る気持ちは全く無く頗(スコブル)冷静で待つ事が出来るのですから・・・
次号に続く
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横浜ランチレポート10 手作り餃子専門店 関内餃子軒 2号店 2022年9月15日
本日ご紹介するお店は、「手作り餃子専門店 関内餃子軒 2号店」です。
季節によって食べたい物が変わる方も多いと思いますが、今回はメインにもおつまみにも、季節を問わず、大人も子供も大好きな「餃子」専門店のご紹介です!
関内餃子軒で作る餃子は、点心師と呼ばれる点心を作る中国の国家資格にもなっている職人さんが手包みで丁寧に作っているそうです。国家資格保有者ともなると、相当な技術と日々の鍛錬があってこそなんでしょうね!れと美は初めて知り、驚きました。最高のタイミングで提供されるパリパリ羽根付き餃子はとてもジューシーで、お店オリジナルの味噌ベースの絶妙なタレでいただくとご飯も進みます (^o^)
写真は五目あんかけそばセットで税込850円。他のランチメニューも計10種あり、麻婆豆腐や坦々麺、油淋鶏、五目炒飯etc..の中から1品選べます。そして餃子専門店だけに必ず餃子5個がセットになっているので、その日の気分で召し上がれ!お腹が空いている方に特にオススメなお店です!!
マスク着用で楽しいランチタイムを☆
ランチタイム:11:00〜15:00
予算:660〜950円
定休日:日曜日
所在地:横浜市中区北仲通2-30(弊社から徒歩10分)
電話:045-264-9178
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竜10銭銀貨 明治10年 PCGS-MS67 今週の映えコイン 9月14日
今週の映えコインは「竜10銭銀貨 明治10年 PCGS-MS67」です。
明治時代は様々な西洋のものが日本に入ってきましたよね。上流階級では徐々に和装から洋装へ、髪型も時代に沿って少しずつ変貌を遂げた時代。コインの世界では竜や旭日を基調としたデザインが多く、威厳のある時代とも言えますね。れと美にとっても推しの時代です!
本コインはPCGS社により「MS67」のハイランクがついており、鑑定枚数260枚中の見事2番目です。まるで“明治”がそこに閉じ込められているような、素晴らしい光沢を保っており、竜図面は特に際立っています。ご自身の目で直接ご覧頂きたい逸品です。このような小さめサイズのコインは、手の大きな男性にとってはコインホルダーへの移動や手に取るだけでもやや難しいと思う時はありませんか?コインが小さいからこそスラブに入っていると安心して眺めることも出来ますよね!
最新のお知らせはこちらです。
軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その70 2022年9月13日
秋雨前線の影響でしょうか、遠く南海上にある台風11号の影響でしょうか、はっきりしない天気が続いています。
庭の小さな畑では夏野菜の最後の収穫が近付いています。形が悪くても美味しく感じる自作の野菜です。最後の収穫の日を迎えるまで、大切に扱っていこうと思っています。
裏のロックガーデン(自称・母屋の普請に際し木々の伐木や抜根後、整地をしていると大きな石が沢山出土致しました。昔、川が流れていた名残のようです。捨ててしまうのは何だか寂しく感じ、庭の一部に使おうと思った次第です。出土した石の約20%を利用しました)も多くの花が咲きました。こちらもコスモスが優勢で秋の香りが致します。
表の庭で咲き始めた四季咲きの薔薇に黄色の花をつけた薔薇がございます。その香りと言ったら、それはそれは素晴らしい香りで朝起きると先ず、その薔薇の所に足を運び花に鼻を近付け香りを嗅ぎます。「いや〜素晴らしい香りです!」独り言(ゴ)ちて家の中に戻ります。
一日のスタートが薔薇の芳しさを味わってから始まります。何とも幸せな事でございます。
コスモス勢が更に勢いを増し、コスモス王国のようになりつつございます。背丈は2メートルを超えるものも出てきました。幹は花でなく木のようです。びっくりです。
岡山天満屋さんの交渉窓口を務めて下さった方は商品部で住文化用品部を含めて複数の部門の部長を務めておられました。
翌日の打ち合わせは、ご担当の都合で14時からと決まりましたので、倉敷まで足を伸ばし宿をとりました。本日の打ち合わせ記録を残し早めに就寝、翌日は開館時間までに大原美術館に足を運ぶ事に致しました。その昔、大の仲良しの友人とフィレンツェを訪れた際、足を運んだ沢山の美術館を思い出しながら、明日は暫時、目を養おうと思った次第です。
その友は、若くして鬼籍に入りました。バルセロナオリンピックではクレー射撃・トラップ部門で銀メダルを獲得、将来への期待も多かった彼ですが病魔に取り憑かれ逝ってしまいました。彼と二人で描いた夢は頓挫し、新しい夢を描けないものかと模索しておりました。現在の仕事が自分を納得させる事が出来るかどうか、彼と二人連れで大原美術館を見学します。
高校時代、私は2人の仲良しがいました。一人は柔道と射撃、一人は音楽部(ピアノ)、それぞれ違う分野で頑張っていました。卒業後、進学し各々の道を歩みだしましたが、間も無くピアノで活躍を始めた彼の訃報が届きました。首都高速道路で事故に巻き込まれ逝ってしまいました。残ったのは私だけになりました。彼等の分までと思うと緊張も致しますし、他方大きな活力にもなりました。
何となく気持ちが落ち着く懐かしい香りを嗅ぎながら、大原美術館に足を踏み入れました。
胸が躍ります。素晴らしい時間が始まりました。
多くの絵画を選んだ児島虎次郎氏は、日本を代表する洋画家です。彼がオーナーの大原孫三郎氏から依頼を受け、絵画の選定に奔走されたと聞いた覚えがございます。当時、ヨーロッパに在住していた彼のおかげで、素晴らしい絵画の数々が大原美術館を飾っています。
大原美術館の目玉作品は、エル・グレコの「受胎告知」を始め、セガンティーニの「アルプスの真昼」等々、素晴らしい作品の数々で枚挙にいとまがございません。
12時直前まで大原美術館を見学してから山陽本線で岡山へ向かいます。
沢山の絵画を見学し、心が誠に豊かになりました。
天満屋本店の打ち合わせが14時から始まりました。持論を展開する手前に対し、賛意を表した上で実情を吐露されました。当時の地方百貨店さんは、東京の幾つかの百貨店さんのグループに所属し、商品調達、展示方法に至るまで大きな影響を受けておられました。特に百貨店さんの中で、売り上げ構成比の低い商材に付きましては、これまで取引が続いていた商社の更に強い影響を受けているようでした。白熱した議論が続き、町に明かりが灯る頃、打ち合わせは終わりました。残念ながら弊社との取引開始に付いての結論を得る事は出来ませんでした。
翌日、10:30から再度の打ち合わせを行う事になりました。
この日の夕食は接待を賜りました。日本三大庭園の一つ、後楽園の近くの食事処でございました。京都の料亭を彷彿とさせる構えに感心しながら夕食を頂きました。誠に結構な食事でした。
その後、岡山駅の近くに宿を取り、明日に備えました。
当時、天満屋さんは、岡山本店、倉敷店、福山店、三原店、広島店を展開しており、弊社にとって魅力的な取引先様でした。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第四十六回 中秋の名月 2022年9月12日
(上記の写真は左が竜50銭銀貨、右が5銭白銅貨。遊びに行くならせめて50銭は持ってないと…)
9月10日は中秋の名月でした。今年は名月を見られた地域も多かったように思います。
ご存知のように「中秋」とは、旧暦(太陰暦)で秋(7、8、9月)の真ん中(8月)の さらに真ん中(15日)ということです。旧暦(太陰暦)は月の満ち欠けを基準にした暦なので、 毎月15日は満月となります。
元々、秋の月見は中国の風習だったものが、遣唐使によって日本にもたらされ、平安時代に貴族の間に広まったものと言われています。中国では宴会に加えて、月の姿を真似た月餅を送り合ったのだそうです。
その後、日本では武士が実権を握るに従って宴会は簡素化し、室町時代後期にはお供えをして月を拝むようになりました。後陽成天皇がナスに開けた穴から月を見て祈る「名月の祝」が古文書に見えるそうです。 さて、日本ではその他にも17日が「立待の月」、18日が「居待の月」、19日が「寝待の月」等と言って、平安時代から徐々に出が遅くなる月を待つという風習もありました。
そして、なぜか9月13日の「十三夜」にも月見をしたそうです。江戸時代には大人の遊び場でも、2回の月見が行われて、2回ともに行かない客は嫌われたそうです。
大人の遊び場の落語に「五銭の遊び」というのがあります。普通は遊べませんが、調子のいいことを言って、たった5銭で遊んだと自慢する話です。
レトロかきこ お礼「ぶどう」 2022年9月8日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
お客様から、見事なぶどう「クイーンニーナ」を頂きました。
ありがとうございます!
一粒一粒、皮がはじけそうに艶やかで、
とても甘くてジューシーで美味しかったです。
残暑の日々に涼を頂き、生き返りました♪
スタッフ一同心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました*\(^o^)/*
9月10日(土)は、中秋の名月ですね。
昨年に続いて今年も満月になるそうですよ。
お月見といえば、お月見団子やススキを飾りますね。
ススキは稲穂をあらわし、実りを象徴する月に、収穫の感謝と豊穣を願います。
お供えは、お月見団子の他に、旬の野菜である里芋やサツマイモ、ぶどうなどの果物を添えるのが良いとされています。
ぶどうなどツルのあるものは、神と人との繋がりが強くなる縁起の良いものとされているそうです♪
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旭日竜20銭銀貨 明治4年 PCGS-MS67 今週の映えコイン 9月7日
今週の映えコインは「旭日竜20銭銀貨 明治4年 PCGS-MS67」です。
コインの集め方は人それぞれ。状態の数字にこだわったり好きな年号や、色味や輝きを含めた見え方を大事にしたり。今回ご紹介するのは、150年という長い歴史をそのまま身に纏った、時代を感じるほのかーについたトーンが良い味となっている旭日竜20銭銀貨です。本コインはPCGS社により「MS67」のハイランクがついており、鑑定枚数436枚中の11番目です。うっすらトーンに隠された美しい面を、じっくりルーペで見て楽しむ。まだまだ暑さは残りますが、秋の夜長に趣味を充実させたいものですよね!
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その69 2022年9月6日
盂蘭盆会も終わり拙宅の庭は秋色濃くなってまいりました。空の高さや風の清々しさは、まだまだで、夏が優っているように感じます。
昨日(8月23日)大活躍してくれたキュウリの畝を片付けました。何となく寂しい思いが胸をつき、畝に鍬を入れる手に力が入りませんでした。
未だナス、トマト、バジル、大葉は、頑張っており食卓を潤してくれています。枝豆は、トマトの生命力の強さに追われ、残念ながら成長が遅れてしまいました。作付けをする際の私の未熟さが招いた失敗でした。来年は「自作の枝豆で一杯!」を実現したいものでございます。
オミナエシの花や四季咲きの薔薇、秋に似合う花が元気です。秋代表のコスモスは、彼方此方で林のようになっており、高原以外では見る事の出来ないサイズ(高さが1.5メートル以上)だと思います。
ここにきて再び天気がはっきり致しません。今日(8月27日土曜)の午後は雨の予報が出ています。
あの素晴らしい秋の空を待っています。高く澄んだ吸い込まれそうなあの青い空を待っています。本物の秋よ来い!
今夏は昨年に続きコロナの関係だと思いますが、別荘でお過ごしの方達がなかなか軽井沢を離れません。地元の有名なスーパー、ツルヤさんは朝から連日、開店から閉店まで混雑が続いています。都心の状況を見るにつけ、帰路への意欲がそがれるものと存じます。
岡山でその名を知られた百貨店、天満屋さんから連絡を頂きました。店舗の改装オープンが迫っており、新しい取引先を探しているようでした。天満屋さんは岡山県、広島県、鳥取県、瀬戸内海を越えて四国地方の一部にも出店しており、正に山陽の雄でした。勿論、現在も中国地方の雄に変わりはございません。
こちらの営業部事務所には手前の名刺が沢山、残っておりました。今回、ご要請を頂きお邪魔した際、住文化用品部のご担当が、「こんなに何回も足を運んで下さったのに、なかなか連絡を差し上げられず申し訳ございませんでした」と挨拶の席で仰いました。私は「知名度の低い弊社でございますので、お話を聞いて頂く機会を頂戴するまで足を運ぶ覚悟でおりました」と応えさせて頂きました。
「本日、その機会を頂きましたので思いの丈の深さを聞いて頂きたいと存じます」、打ち合わせが始まりました。
私の持論である「百貨店さんは都心、地方店の別なく独自性を表現しているのは、先ずは1階(化粧品、宝飾品、高級海外ブランド)、2階(婦人服)、そして地階(食料品)と続き、それ以上の階は、どちら様も殆ど同じ展開をされております。正に仕入れを百貨店さんの商品部でなく商社さんが主導されているように見えます」
これを聞いたご担当は、「そのように見えているとしたら大きな問題ですねえ・・・」
言葉を無くされ、じっと手前を見詰めておられました。
5分後位でした。「大変恐縮ですが、店内をご一緒頂けますか?」との事ですので、「勿論!」と答え、店内に歩を進めてまいりました。
一旦、正面入り口から外に出て、それから改めて入店、1階を一回りしてエスカレーターで2階へ。フロアーの全てを舐めるように見て、更に上層階へ・・・。ぐるっと回り上層階のレストランで一服、この席で、このご担当は「本当に自社の思いが形になっているのは、1階、2階程度ですね、改めて意見をお聞かせ下さい」。
さあ勝負の時が近付いています。
因みに天満屋さんは土地の名士で、現在の伊原木岡山県知事は元天満屋代表取締役社長から現職に転じました。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第四十五回 Bractéate その2 2022年9月5日
(上の写真は、Bractéateのほんの一例)
先週の続き。
さて、Bractéateの図柄には特徴があって、それらは19世紀スカンジナビアの歴史家、Christian Jürgensen Thomsen、Oscar Monteliusの二人によって、7つのカテゴリーに分類されました。
Type A(約92例):ローマ帝国の肖像に触発された、人間の顔
Type B(約91例):3人の全身像
Type C(約426例):角のある四足歩行動物の上にカラスを伴った人間の横顔
Type D(約359例):様式化された動物
Type E(約280例):円形の模様の中に三つ巴の動物
Type F(17例):Type Dの下位クラスで、同様に様式化された動物
Type M(17例):Type Aの下位クラスで、同様ながら両面に人間の顔
これらのBractéateには文字や数字が入っていないため、本当にコインなのかそれともメダルなのか、確たる証拠はないようです。
※今回の写真はインターネットから拾ってきました。
イギリス 10ポンド銀貨 2012年 在位60周年記念 Proof FDC 今週の映えコイン 8月31日
今週の映えコインは「イギリス 10ポンド銀貨 2012年 在位60周年記念」です。
日本を含め世界各国で記念貨を発行していますよね。中でもイギリス造幣局は多種多様な金貨、銀貨等を多く発行しています。今回ご紹介するのは、まさに今年在位70周年を迎えたエリザベス2世女王の、60周年記念に発行された2012年の10ポンド銀貨です。イギリスの女王として即位した1952年にちなんで発行枚数は限定1952枚のみ。女王の右横顔胸像と正面座像のデザインとなっており、プルーフの仕上がりです。片面の縁に一部トーンがついています。直径65ミリ、重量は156.295グラムもあり、コインが大きい分、内箱&外箱も揃っているのでだいぶズッシリとしていますよ (;^o^)
話題のイギリスコイン、10年ごとの記念でお集めになっている方、集めてみたい方にオススメです!
台風やゲリラ豪雨で大変な状況におられるお客様もいらっしゃると思います。季節の変わり目は特に体調を崩しやすく、緩急の激しすぎる異常気象が早く終わるよう願うことしかできないれと美ではありますが、皆様お気をつけ下さい。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その68 2022年8月30日
今日は8月16日、送り火を焚きます。これで今年の盂蘭盆会も終わり秋が一気に近づきます。拙宅の庭の様子は一足早く秋到来を感じます。
夜分は女房殿と二人で営む送り火になりました。
京都の送り火(五山の送り火)も久しぶりに以前と同様の規模に戻り、沢山の観光客も思い思いの場所から送り火の祭典を楽しまれた事と存じます。通常開催に漕ぎ着けた関係者の皆様にとってコロナ感染者が増えない事が切なる願いと存じます。手前も遠く離れた軽井沢から同様の願いを持って二人で営む送り火に臨みました。
8月16日は特別の顧客(出店交渉を続けている百貨店さんや弊社が出店したいと考えている専門店さん含む)を持て成す絶好の機会でした。
関東人の手前が送り火の日にどのような接待をするかに興味をお持ちの方が複数おいでで、一夕のスケジュール調整が困難を極めました。
ある年などは一夕に3組の接待をして、いやはや大騒ぎでございました。関西在住の部下の男性社員を総動員(と言っても3人ですが・・・)して接待に全力を挙げ、手前は各お座敷をお尋ねしご一緒に時を過ごす事で失礼のないよう努めた次第です。
以降は、二度と掛け持ち接待は行いませんでした。よくよく考えれば何とも失礼な対応でございました。大いに反省した次第です。
ある年には知人宅のマンションで行われた送り火鑑賞会では、目の前に大文字が現れ時間の経過に依って、よりはっきりして参ります。その美しく激しく、そして終盤の哀しい事と言ったら言葉がありませんでした。
友人は、五山の送り火を自宅からゆっくり見てみたいというのが、この高層マンションを購入した動機です。と語っておられました。
期待に反しない絶景を堪能して帰るお客様を見て自分の選択に誤りがなかった事を実感し満足したそうです。風の方向に依って焚き木が爆ぜる音や匂いが漂ってくるのも一興でございました。TVでは他の送り火の様子を実況しており、誠に貴重な一夕でございました。
8月が上期決算の会社様が多く、9月から新体制で臨む会社様は、お客様に強いインパクトを与える為に新しい取引先を求めておられました。手前どもにとりましては、絶好の機会だったのです。
厭が上にも高揚感が募ります。
そのような折、岡山の百貨店さんから出店依頼の連絡を頂きました。これまで福岡からの帰りに立ち寄らせて頂いていた百貨店さんからの連絡でした。
次号に続く
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ムッシュの歴史散歩 第四十四回 Bractéate 2022年8月29日
(上の写真は、Bractéateのほんの一例)
先日、珍しい品を目にしました。ササン朝ペルシアの銀貨やビザンチンの金貨のように、非常に薄くて線画のような模様が描かれた金属。Bracteate(英)、Brakteat(独)、Bractéate(仏)と呼ばれるもので、コインかメダルか、というものだそうです。その名前はラテン語の ‘bractea’、即ち“皿”から来たのだそうです。
インターネットで調べてみると、ゲルマン鉄器時代の北部欧州で5世紀頃から現れたそうです。特に、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ドイツ、イギリスで見つかるそうです。その後、欧州中央部に広まり、特にフン族に広まったそうです。
使用された金属は金銀で、直径が22mmから55mm、図柄としてはゲルマン人の支配者や神々、動物やあるいは鳥や獣のようなものが陽刻や陰刻で刻まれ、ゲルマン民族大移動に伴ってスカンジナビア芸術の特徴が現れてきます。
また、Bractéateは分割しても使われたようで、南ドイツやスイスでは半分に切られたBractéateが発見されていたようです。地中海周辺では、イスラム教徒がまぐれ部を征服した際、Bractéateが鋳造されました。
※今回の写真はインターネットから拾ってきました。
横浜ランチレポート9 肉の溶岩グリル&横浜地野菜 H.B’s nest(エイチビーズネスト) 2022年8月25日
本日ご紹介するお店は、「肉の溶岩グリル&横浜地野菜 H.B’s nest(エイチビーズネスト)」です。
連日の暑さによりスタミナ不足を感じる時、パワーをつけるべく、おいしいお肉を食するのはいかがでしょうか!!お肉の溶岩焼きが自慢のワンプレートで提供してくれるおしゃれなお店「H.B’s nest」のご紹介です。
運動不足が気になる時に毎食時せめて野菜を摂りたいですよね!横浜の地野菜とご飯が添えられたプレートに、「手ごねビーフハンバーグ」「若鳥」「三元豚」ほか溶岩焼でふっくら柔らかく焼けたお肉たちを5種類の中から選ぶことができます。鶏肉を頼んだれと美は、一口目の柔らかさに驚いて一旦停止…。鶏皮はカリカリよく焼けているので余分な油は落ちていましたよ(^.^)v
店内には平日のみセルフコーヒースタンドがあり、待ち時間に店内で飲んでもよし、食後に蓋をつけてテイクアウトにしてもよし、1杯どちらでもOKなのは嬉しい気配りですよね!!
マスク着用で楽しいランチタイムを☆
ランチタイム:11:30〜14:30(ラストオーダー14:00)
予算:900〜1850円
定休日:日曜定休(月曜祝日の場合、日曜営業、祝日月曜店休)
所在地:横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービルB1F(弊社から徒歩2分)
電話:045-226-5120
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エジプト 500ピアストル金貨 1932年 NGC-PF62 今週の映えコイン 8月24日
今週の映えコインは「エジプト 500ピアストル金貨 1932年 NGC-PF62」です。
1オンスを超える42.5グラムの大型金貨に、ファド1世の肖像がドドンと描かれた迫力ある一枚は、知る人ぞ知る稀少“映え”コインです。NGC社の評価「PF62」こそ、控えめな数字ですが、ご覧の通り、素晴らしい出来栄えの一枚で、王の威厳が伝わる重厚な雰囲気に溢れています。このコイン、わずか300枚の発行枚数も注目ですが、300枚の内、初期打のプルーフと認定されるものは当然更に稀少で、市場流通数は決して多くありません。
額面等はアラビア文字で打たれ、年号は2種類の書き方、左下にラテン語表記AHを用いたヒジュラ暦、右下にグレゴリオ暦(西暦)となります。KMカタログにも一覧が出ているので皆様もご覧になってみて下さい。普段あまり目にしない文字を読めるようになると、なんだかちょっと嬉しくなるのは、れと美だけでしょうか?!(^o^)v
ちなみに、本日2022年8月24日をヒジュラ暦でいうと「AH1444 1.26」だそうですよ!
暦の上では暑さが止まるという意味の「処暑」も過ぎ、まだまだ暑いですが爽やかな秋風が吹くまであと半月〜1ヶ月ほど待ちましょう。皆様どうかご自愛下さい。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その67 2022年8月23日
8月10日現在、北日本では大雨が続いています。更に雨が続く予報が出ており心配です。
お盆を前にして、この有様です。大災害にならぬよう祈っています。
軽井沢は連日、軽井沢にしては暑い日が続いています。昼過ぎから夕方まではエアコンが必要な状態です。
コロナの拡大は軽井沢もご多聞に漏れず爆発的で心配が続きます。手前ども夫婦は、既に4回目のワクチン接種を済ませており、風通しの良い環境ですので心配のし過ぎにならないよう努めております。本日、東京は36度が予報されております。くれぐれもお大事にお過ごしください。
8月11日は「山の日」です。多くの登山家やトレッキングの愛好家が、南、中央、北、それぞれのアルプスを目指して歩みを進めているものと存じます。くれぐれも事故の無いよう注意をし素晴らしい空気をお楽しみ下さい。因みに軽井沢では浅間山を目指す方達が目立っております。軽装の方達が殆どです。
さて、13日は、お盆の入りでございます。午後には台風8号(メアリー)が関東を直撃、上陸が予報されております。何事も無い事を祈っております。
そして15日は、77回目の終戦記念日です。
昭和20年8月14日の御前会議でポツダム宣言を受け入れる事を決め、翌15日に天皇陛下がラジオで「玉音放送」の形をとって全国民に敗戦及び戦争の終結を知らせました。
戦後77年経ったわけですが、戦争で亡くなった、当時、外地の一般邦人義犠牲者30万人、内地での戦災犠牲者50万人、軍人軍属、合わせて230万人、合計310万人の犠牲の上に戦争は終わりました。
現在、ウクライナで起きているロシアの侵攻が一刻も早く終わる事を願って止みません。
敗戦に依って日本は自由と民主主義を手に入れました。手前は本年74歳、戦争が終わった3年後に生を受けました。勝ち取った自由と民主主義でなく、与えられた自由と民主主義が日本人の心に定着するまで長い時間を要し、現在も未だ完成したとは言えないのではと感じております。
一刻も早く本物の自由と民主主義が定着するよう願っております。
京都祇園で有名なこの地は、祇園町、宮川町、上七軒の3地区で構成されており、それぞれ舞妓、芸妓さん達が来客の持て成しに勤しんでおります。手前のような関東の無粋な客は、同行の方達に色々なルールやマナーを教えて頂きながら、永き歴史を培ってきたこの地区で多くの仕事に繋がった接待を思い起こしてみたいと存じます。
祇園町の入り口近く、四条通りに沿った所に真っ赤な塀で有名な「一力茶屋」さんがございます。
あの忠臣蔵で日本中に名を馳せた大石内蔵助が連日通い、沢山の舞妓さんや芸妓さんと楽しい時間を過ごし幕府の目を欺いた事は周知の事実でございます。
お茶屋さんとは不思議なシステムで、料理人はおりませんし舞妓さんも芸妓さんも雇っておりません。料理は仕出し屋さんが届けてきます。それを温め直す事くらいは致しますが、殆どそのまま提供されます。舞妓さんや芸妓さんは「置屋」さんに所属しており、連絡が入ると指示をされたお座敷に出向きます。お茶屋さんは場所を貸し、料理や舞妓さんや芸妓さんを手配するのがお仕事のように感じた次第です。まあ言って見ればコーディネーターでしょうか?
上七軒は、室町時代、北野天満宮の再建の際、工事で余った材木で作った茶店の数が七軒であったところから、この花街の名前になりました。
祇園町とは離れておりますが、西陣との関係から大変賑わい現在に至っております。
京都に本社を置く大会社は、祇園町での接待に誇りをお持ちで、社内に祇園町担当の役員さんが居られるやに聞いた事がございます。
さて、半世紀近く前の事ではございますが、お茶屋さんへの支払いは年1回であったとか、以降、半年に1回になり、現在は、その都度も増えているとか、世知辛い世の中を反映しております。
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ムッシュの歴史散歩 第四十三回 お小遣い 2022年8月22日
(上の写真は、左が500円ニッケル黄銅貨、右がユーロ紙幣)
夏休みもそろそろ終わりが近づいてきました。家族旅行や友人と遊ぶために、子供たちもお小遣いを貰ったことでしょう。
ところで、今の子供たちはどのくらいお小遣いを貰っているのでしょうか?
昔なら1日10円とか、週に100円とかだったでしょうが、物価も上がり、駄菓子屋も消えてしまった今、そんな金額ではないでしょう。
ある調査によると、8歳〜15歳の子供のお小遣いは、日本は週平均800円程度だそうです。
ヨーロッパでは、おおよそ15歳未満は10ユーロ(約1,400円)以下、英国では8歳〜15歳の平均は約6.35ポンド(約1,000円)、ルクセンブルク等は10歳未満は0、10歳〜15歳が10ユーロだそうです。
日本のお小遣いは、学校関係や生活必需品を除いたものに使うための財源として、親から貰うものですが、海外では寧ろ労働の対価として与えられる場合が多いようです。
例えば英国の場合は、家事等の手伝いをすると与えられます。それによって、“No job, no money”の教育の一環だそうです。
アメリカの場合、日本のように無償で親が与えるお小遣いもありますが、それと同時に自分で何かを売ったり、家族とは限らず誰かの手伝いをして自らお小遣いを稼ぐことも、普通になされているようです。
日本でも親の手伝いをしてお駄賃をもらう事もありますが、こうしたことは、お金を得るにはそれに見合った労働が必要で、苦労して手に入れたお金は計画を立てて使う、という財政関係の教育の一環だと言われているようです。
…とは言え、実際は人それぞれで、そんなことをしてもお金にだらしなく育つ人もいれば、お小遣いなんか貰わなくてもしっかりしている人もいます。
理論通りじゃなくてもいいじゃないか、人間だもの。
レトロかきこ お礼「じゃがいも」 2022年8月18日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。お客様からじゃがいも第二弾を頂きました。いつもありがとうございます!
今回のじゃがいもは、“きたあかり” という種類だそうです。
こちらのスーパーで見かけるじゃがいもは小ぶりなものが多いのですが、その2,3個分はありそう!とても立派です。
前回頂いた“男爵”と一見よく似ていますが、芽の部分にほんのり赤みがあるのが特徴のようです。
さっそく一つ蒸して頂きました!お芋の味がしっかりと濃厚です。甘みがあってホクホク感がたまりません!
ちょうどトマト、パプリカ、ナスなどの夏野菜も揃っていたので、スープを作ってみることにしました。
普段は割とさっぱりした仕上がりですが、じゃがいものコクがしっかり出て、他の野菜のお味も引き立ててくれます。シチューに近い味わいで、ご飯にかけて頂きました。
滋養たっぷり、ご馳走様でした!(o^^o)
さて、来週のレトロかきこは、れと子の夏旅「佐渡編」をお送りします♪
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新1円銀貨 明治28年 NGC-MS67 今週の映えコイン 8月17日
今週の映えコインは「新1円銀貨 明治28年 NGC-MS67」です。
8月のど真ん中ですからそりゃ暑いですよね...。この暑さにより歩く距離が極端に短くなっているれと美は、近場の所ばかりでランチしています(汗)ランチレポートの新規開拓が進みませ〜ん…(-。-;)
さて、今週の映えコインは、もはやランチどころではなくなる!?、逸品の登場です!本コインはNGC社により「MS67」の最高ランクがついており、435枚鑑定中の見事1位です。完未アルアルですが、まさに粉を吹いたような状態で、傾けた際の光の加減がなんとも言えぬ美しさなのです!!
世界中の最高状態品をこだわり抜いて収集していたコレクションとして「D.Moore Collection」と銘打たれた特別な1枚。目下話題沸騰中の円銀、しかも、最高ランクMS67、更には、どなたにもお気に入り頂けるだろう目映い完封完未状態!兎にも角にも、こちらは是非直接ご覧頂きたいオススメの逸品です。ご覧になりたい方、ご興味がある方は、ぜひ弊社までご一報下さい。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その66 2022年8月16日
強烈な陽射しと夕方からの雷と豪雨、これまでの夏とは異なる変化を感じます。湿気が大変強く局地的な雨は怖いほどの降りかたです。
朝は18〜20度未満ですが、太陽が上がってくると10時過ぎには湿度の高いベタベタした熱い風が吹いてまいります。予報に依るとこの日(8月2日・火)の最高気温は32度、夕方から雨が予報されております。
4日、地元の不動産屋さん(ロイヤルリゾート株式会社)が主催するウクライナ応援コンサートが開かれました。この不動産屋さんは毎年、クラシックのコンサートを開催しており、本年で8回目になります。ご縁があり毎年、招待を頂いております。
今回の主演は加藤登紀子さん、ゲストは、ナターシャ・グジーさん(歌手・ウクライナ民族楽器バンドゥーラ奏者)、軽井沢大賀ホールで行われました。
ナターシャさんは来日以来25年、日本人のご主人と音楽の道を歩んでいます。故郷がロシアの侵攻に見舞われ苦闘する同胞の為、音楽での応援に多忙な日々を過ごしています。
静まり返った会場、スポットライトを浴びて登場。
開口一番「生まれも育ちも葛飾柴又・・・ではありません(爆笑・大受け!)」から始まり、お客様の心を鷲掴みされ、ステージが始まりました。
民族楽器が産み出す特有の哀しさや美しさに、現在のウクライナの情勢を考え合せると心を揺さぶられ涙が滲むのを禁じ得ませんでした。実に素晴らしいステージでした。
加藤登紀子さんは79年前、中国東北部ハルピンで生を得、難民生活の後、日本への帰国を果たすという数奇な運命を辿り、日本を代表する歌手として活躍中であるのはご案内の通りです。
伴奏を担当されたピアニスト鬼武みゆきさんは、東京理科大学理学部数学科卒業の変わり種です。独特の力強さを感じさせる演奏でした。
最後は、オトキさんとナターシャさんがお二人で紡ぎ出した素晴らしいステージでした。
涙が止まらず素敵な夜になりました。ウクライナの平和を改めて心に刻んだ次第です。
他方、今日8月6日は広島の日です。あの日から77年が経ちました。国連事務総長、岸田内閣総理大臣を始め、多くの来賓の挨拶がございました。ロシアのウクライナ侵攻と言う暴挙が未だ止まず「核」使用も辞さないと匂わせるプーチン大統領の威嚇には些か腹が立ったのは手前だけでないものと存じます。一刻も早い戦争の停止若しくは終戦を願うばかりです。
8月9日は長崎の日です。復興なった広島、長崎ですが、原爆症の後遺症に苦しむ多くの皆様がおいででございます。健康の回復を願って止みません。
次に続く・・・
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ムッシュの歴史散歩 第四十二回 マリアンヌ 2022年8月15日
(上の写真は、左がPiefort 10 Centimes金打貨、右は現在のフランス政府関係のロゴ。国旗の三色旗に白くマリアンヌの影が映る)
コインには様々な肖像があるが、その多くは統治者(皇帝や国王)である。また、古代ギリシア・ローマ以来、神もよく描かれる。
フランスのコインにはマリアンヌ(Marianne)とセレス(Cérès)という二柱の女神がよく登場する。この内、セレスはローマ神話のケレス(ケーレース)という女神で、大地の女神である。とはいうものの、デメテル(デーメーテール)と同一視されていたため、あまり神話は残っていない。フランスが農業国ということもあって、大地の恵みをもたらす、ということで採用されていたのかもしれない。セレスは主に戦前の第二共和制辺りまで使われていた。
戦後になると、マリアンヌに取って代わられる。マリアンヌはフランス共和国の象徴であり、自由の女神である。ドラクロワの『民衆を率いる自由の女神』が、その姿の原点とも言える。衣服は兎も角、頭には革命帽(フリジア帽)を被っている。
水戸大黒銭 元治元年(1864) 銅銭 未使用品 今週の映えコイン 8月10日
今週の映えコインは「水戸大黒銭 元治元年(1864) 銅銭」です。
江戸時代末期、元号が明治となる4年前の1864年に製造したとされる水戸大黒銭。表面には福袋と打出の小槌を手に持ち、米俵の上に笑顔で立つ大黒様。裏面は上部から時計回りに「壽比南山」と打たれています。
大黒様は徐々にその信仰が国内の様々な時代背景や環境と共に習合することにより変容していったんですね。人々は七福神の一柱としてにこやかな表情の大黒様を崇め、その表情に財福と豊穣の願いを込めやすかったのかもしれませんね!なんせ福耳が目立ってます(笑)
本コインは、アップ画像では明るく見えますが150年以上の年月を重ねた落ち着いた銅色です。内郭の一部に少々錆が見受けられますが、全体の状態は極めて良好で未使用品となってます。ご興味のある方はお問い合わせ下さい!
天災やコロナで沈みがちな今、少しでも笑顔になれる状況が増えれば良いなと思っている、れと美です(^o^)
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その65 2022年8月9日
軽井沢の万平ホテルが、来年2023年1月から2024年夏まで創業130年の記念事業として、大規模改修工事を実施するにあたり約18ヶ月間、休業する旨、発表がありました。
このところ毎年冬季に1ヶ月〜2ヶ月を費やし改修工事を行なっていましたが、いよいよ抜本的な改修をしなければならない状態に立ち至っていたものと存じます。
永きに渡り万平ホテルを愛して止まず、足を運んだお客様達が納得する素晴らしい改修工事が行われるよう祈っています。
他方、軽井沢町は国の重要文化財に指定されている旧三笠ホテルが現在、耐震及び大規模改修工事を実施中です。令和元年から始まった工事は既に4年を経過、竣工及び再開は2024年6月が予定されております。
奇しくも軽井沢を代表する二つの洋式建築物が同時期に大改修とは何とも複雑な気分です。
散策の途中で万平ホテルに立ち寄り、テラスでお茶を頂戴する時間が大変貴重に思えてまいりました。今年は思い出作りを含めて充分に足を運びたいと思っております。
仕事での接待は、如何なものかと思われる方も多いものと存じます。弊社のように関東から関西に仕事の拡大を求めてきた場合、何やら得体のしれぬバリヤーが有るように感じました。
バリヤーを具体的に説明するのは大変難しく、それこそ得体が知れないのです。
弊社の営業を司る手前は、徹底的に先様の懐に入り込む方法を考えた結果、前時代的な方法ではございますが「訪問を繰り返し、担当の方が不在の場合は忘れずに名刺を置き、短文であっても手紙を添える」事と心に定め、せっせと足を運びました。
先様から何らかの反応を頂きましたら当時、既に出店を果たしていた高島屋京都店様にご案内申し上げ、弊社の特徴を詳らかにし、次回の打ち合わせの約束を頂きました。
先様に時間がお有りでしたら、その足で祇園町で食事をし食後は、お酒の似合うお店にご案内させて頂くのが定番になり多くのお客様と足を運ぶ事になりました。
横浜の人間である手前に大阪や神戸の皆様が京都を案内されるのは不思議な感じが致しますが、意外に京都以外の関西の方達は京都に対して畏敬の念をお持ちで、手前から誘われる事を大変喜んでおられました。
手前は、これが商売成立への早道と考え積極的に取り入れて業務の拡大に繋げる事が出来ました。京都及び京都に住まいする友人の皆様に心から感謝する次第です。
40年近くも前のことですが、友人に連れて行って頂きましたのが南禅寺近くの「瓢亭」、看板も無く何とも不思議なお店でした。八寸でしたか先付けでしたか、お料理の最初に頂く料理の中にその「ゆで玉子」がありました。ゆで玉子を半分に切って置いてございます。八寸の中に、ゆで玉子、何と無く訝しげに思っておりましたが、一口頂きましたら、その美味しい事と言ったら言葉がございませんでした。この美味しいゆで玉子に驚きましたのが次に足を運ぶモチベーションになりました。普通の「ゆで玉子」ですのに本当に美味しいのです。これが今や超有名な「瓢亭玉子」でございます。
その後、ご主人の高橋英一さんには何回かお目にかかる機会がございましたが、いつも温厚な紳士でございました。今や全国展開をされており京都の味が近くなりました。
当時、ご主人が京都料理界の重鎮であるとはつゆ知らず、言いたい放題のご無礼を申し上げましたが、笑顔を絶やさず聴いて下さった事が記憶に残っております。
現在はご子息が瓢亭15代を継いでおられますが、英一さんは今も意気軒昂と伺っております。
次に続く・・・
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ムッシュの歴史散歩 第四十一回 お盆 2022年8月8日
(上の写真は、左が中国の冥府銀行札、右が鐚銭永楽通寳)
お盆です。地方によっては7月の内に済んでいるところもあるでしょうが、まだまだ旧暦で行うところも多いと思います。
お盆にはナスやきゅうり、果物にお菓子等をお供えし、一年に一度、あの世から帰ってくるご先祖様をお迎えし、数日後、お帰りいただく、という風習が日本以外にも仏教国にはあります。
日本でナスやきゅうりをお供えするのは、割り箸などで作った足をつけて、きゅうりの馬で早く来ていただいて、ナスの牛でゆっくり帰っていただく、ということなのだそうです。
地獄の沙汰も金次第、ではありませんが、あの世でもお金は必要らしく、人がなくなるとお金を持たせる国が多いようです。日本では六文銭と言って、一文銭を6枚棺の蓋に挟み込みます。別名六道銭といって、地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人道、天道に対応しているそうな。
しかし、必ずしも金属貨幣ではなく、中国等は紙幣を燃やして、その煙が死者に届くとされているようで、燃やすための紙幣は冥府銀行等というあの世の銀行の紙幣なのだそうです。
そういえば、貨幣は存在しなかった古代エジプトでは、死んだ後も現世と同じ生活をすると信じていたのですから、人間って永遠に生きていたいんですねえ。だからあの世でもお金は必要なようです。
レトロかきこ 夏休み「関帝誕とお盆のお知らせ」 2022年8月4日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。CCFでは沢山の方にご来場頂きありがとうございました!
CCFの少し前の7月22日、横浜中華街の関帝廟では「関帝誕」という行事が行われました。
関帝廟に祀られている関聖帝君のお誕生日祝いです。関聖帝君とは、三国志で有名な将軍関羽のことで、人々から尊敬された関羽は、後世、神格化されました。お誕生日は、旧暦6月24日。商売の神として知られ、関聖帝君の乗った御神輿は、コロナ禍の終息を願ったお祓い巡行として、獅子舞、龍舞、演舞も随行し、中華街を巡りました。
バチバチバチバチー!っと、音も煙もド迫力の爆竹に、鮮やかな色の獅子舞達は激しい動きに愛らしさがありました。龍舞は天を駆け抜ける躍動感に溢れていました。
ホームページでは、2020年の様子の一部が動画で紹介されています。ご興味ある方、ご覧ください。
https://yokohama-kanteibyo.com/events/guan-yus-birthday-2020-highlights/
さて、まもなくお盆ですね。
弊社のお盆期間の営業日程が決まりましたので、下記にお知らせさせて頂きます。
8月10日(水)まで 通常営業
8月11日(木)~8月14日(日)夏季休業
8月15日(月)から 通常営業
夏季休業中も、レトロコインオンラインでは24時間ご注文頂けます。
商品の発送、各種ご案内につきましては、8月15日より順次対応させて頂きますのでご了承ください。また、夏季休業中は、荷物や郵便の受け取りができません。恐れ入りますが、荷物をお送り頂く際は、通常営業日に到着するようご発送ください。何卒よろしくお願いいたします。
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改造紙幣1円 PCGS-EF40 今週の映えコイン 8月3日
今週の映えコインならぬ映え紙幣は「改造紙幣1円 PCGS-EF40」です。
世界的な酷暑を迎えている2022年。気象庁によると141年前の明治14年8月の平均気温は「26.7度」とのことですが、今年はもしかしたら8月の平均気温が30度を超える可能性も出てきているかも!?
さて、今回は明治14年に発行された通称「神功皇后1円」のスラブ入紙幣のご紹介です。PCGS社により「EF40」のランクがついており、鑑定枚数21枚中の6番目となっています。折れや目立ったシミ等は見受けられず、美しいデザインが存分に愉しめる素晴らしい状態、直接ご覧頂きたい紙幣です。裏面はトンボが2匹デザインされており、日本の風情が感じられる素晴らしい逸品です!
れと美は毎日溶けそうで参っています(-。-;)皆様もなるべく涼しい場所でお過ごし下さい。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その64 2022年8月2日
今日は7月23日(土)、天気は晴れ、久し振りの朝から晴天!
「戻り梅雨」が終わったのかも知れません。昨日朝は雨が降っていました。昼前に止んだら猛烈な太陽が輝き、暑い暑い!
昨日、友人の丸山さんが離れ山通り(旧中山道)にスイーツとキッシュの店をオープンしました。国道18号線を軽井沢に向かって、離山の信号を左折して約1分左側に、その店はございます。
フランスで勉強し鎌倉を始め日本各地で勉強を重ね、昨日のオープンとなりました。
店名は「カフェ&パテイスリー La patisserie TAKAHIRO MARUYAMA」です。
住所 軽井沢町長倉2055-4
電話 0267-34-0788
真面目な彼らしい落ち着いて足を運び易い店になっています。ケーキもキッシュも焼き菓子も格別美味しいお店です。そうそうコーヒーも別格に美味しいです。
お手隙の時にでも足を運んでみて下さい。
大阪難波に本店を置く高島屋さんとの打ち合わせは、日本橋地区の別館で行われました。日本橋と言うと東京の日本橋を思い起こしますが、こちらの日本橋は東京とは全く異なり秋葉原地区と酷似した電気街でした。
打ち合わせは正に、関西商人(かんさいあきんど)との戦いでした。あらゆるデータを駆使して戦いました。約束の1時間は、あっという間に過ぎ去り延長が続き、結局延べ4時間の打ち合わせになりました。
手応えを感じながら、難波〜心斎橋〜新大阪(地下鉄御堂筋線)〜京都(新幹線)と経由し、定宿に戻りました。フロントに伝言が残っていました。大阪の家具屋社長からの伝言でした。
楽しみにしていた夕食のお誘いでした。
シャワーを使った後、今日の打ち合わせの内容を纏め上げ、記録と記憶を確かなものに致しました。その確かな記憶を持って手ぶらでご指定のお店に足を運びました。
相変わらず優しい笑顔で迎えてくれました。
ビールで乾杯の後、京都独特の「おばんざい」を選びながら、高島屋さんとの打ち合わせ内容を報告させて頂きました。
「おばんざい」に舌鼓を打ちお腹が落ち着いたところで、祇園町に繰り出しました。
前回とは違った露地に入り、小粋な雰囲気が染み込んだ板塀の中から引き戸を開けての入店です。
通された席の前は坪庭、季節の花々が生き生きとしていて日本画を見るようです。
祇園町で有名な舞妓さんが芸妓さんを経て引退後オープンしたお店とかで顧客が足を運ぶ人気店でした。関西商人との商談の運び方に付いて数々の教示を頂き、今後の戦いを勝利に導く自信が深まりました。
最初の店で頂いたお土産を手に宿に戻った次第です。宿では部屋に赴く前にお気に入りのバーに足を運び、コニャックをオンザロックで1杯、お土産を摘みにして漸く自分の時間を過ごすに至りました。
これでゆっくり眠れそうです。
次に続く・・・
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ムッシュの歴史散歩 第四十回 貨幣初めて物語 2022年8月1日
(上の写真は、左がリディア王国のEL Stater金貨、右が中国の有耳布)
現在、世界中で貨幣が流通していないところは殆どありません。それは使い勝手が良く、便利だからでしょう。現在の貨幣は、金による価値の裏付けがあるわけではありませんが、誰もが信用して使っているものです。従って、これを管理する国が揺らぐと一気に、その価値が下がってしまいます。
そんな便利なものがいつ発明されたか、といえば、今から二千年も前の古代世界です。
欧米の貨幣の起源は、地中海沿岸の古代ギリシアの都市国家です。アジアは、といえば、やはり中国です。誰もがその価値を認め、信用して品物と交換する金や銀でできた、国家や権力者の何らかの刻印が打たれた金属が貨幣の誕生です。
地中海沿岸では、シナイ半島周辺で金が多く算出されたこともあって、最初のコインは金貨でした。
一方中国では、ごく初期には珍しい貝等が使われていましたが、後には銅を使って刀や農具等を模した刀幣等生み出し、やがて円形の貨幣に変わっていきました。銀や金は算出量が少ないためか持ち歩き用の貨幣としてはあまり使われず、馬蹄銀のように、恩賞や貯蓄用に塊で使われました。
お金は簡単に持ち運びができ、欲しいものと簡単に交換できるため、盗んだり奪い取ったりする対象ともなり、貴金属と並んで人間の欲望を掻き立てる対象となりました。
それが現代ではデジタルとなり、実際のお金のやりとりが減ってきています。この先はデータの奪い合いになるのでしょうか?
レトロかきこ 明日は催事「2022 CCF」 2022年7月28日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です。
いよいよ明日7月29日(金)から日本橋で、CCFが始まります!
今回、弊社レトロコインブースでは、「銀行ロール祭り!」と題し、レトロな文字が懐かしい紙巻きロールから、ロール出しのお楽しみ袋、ドドんと麻袋もご用意しています( ´ ▽ ` )/
お盆休みに、一枚一枚じっくり眺めて、楽しくリフレッシュして下さい(๑˃̵ᴗ˂̵)
他にも、レトロコインオンラインにはまだ未掲載の、出来たてほやほやスラブ新入荷品も!!
商品ラインナップの一部を下記にご案内させて頂きます。
皆さまのお買い物候補リストにぜひぜひ入れて下さいね♪
旧2円金貨 明治3年 PCGS-MS66
新1円銀貨 明治36年 PCGS-MS64
新1円銀貨 大正3年 PCGS-MS64
竜50銭銀貨 明治35年 PCGS-MS63
竜5銭銀貨 明治8年 PCGS-MS68
桐1銭青銅貨 大正10年 UNC
桐1銭青銅貨 昭和7年 UNC-FDC
500円白銅貨 昭和62年 銀行ロール
10円青銅貨 昭和44年 銀行ロール
5円黄銅貨 昭和47年 銀行ロール ほか銀行ロール約50本!
外国1キロ銀貨各種
天気予報によりますと、明日は予想最高気温33℃、最低26℃と大変暑くなりそうです。
熱中症対策をお忘れなく!雷雨等、天候の急変にもお気をつけてお出かけください♪
皆さまのご来場をお待ちしております(*゚▽゚*)
【CCF催事日程】
期間 7月29日(金)~31日(日)
場所 日本橋プラザ3階
住所 東京都中央区日本橋2丁目3-4
アクセス JR「東京駅」八重洲北口徒歩4分、東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄「日本橋駅」B3出口徒歩1分
ウェブ https://shushu.co.jp/event-site-2/
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銀行ロールまつり! 完封完未 今週の映えコイン 7月27日
今週の映えコインは「銀行ロールまつり!」です。
光沢感ゼロの渋すぎる“映えの逸品”。時代が滲み出るレトロなロゴやキャッチコピー、巻紙の味わいこそ愉しめますが、基本的に紙に包まれた金属の塊...。
では、ありません!この中には、発行当時の素晴らしい輝きを放つ、まさに映えるコインの大群が!MS64、5、6も当たり前!? しかもRDがこれでもかと現れます。開ければ、ですが。^^;
今週金曜日から3日間、東京・日本橋にて開催される「CCF(コイン・コレクション・フェアー)」に弊社も出店致します!それに際し、銀行ロール、麻袋、ロール出したてコインパックなどを多数販売予定です。以前口座を持っていたけれど残念ながら統廃合で消滅してしまった懐かしの銀行ロールが見つかるかも?!各種取り揃えております!その他、PCGS,、NGCケース入のスラブコインは勿論のこと、新入荷品もお持ち致します。この機会に宝探しをなさってみてはいかがでしょうか(^o^)
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その63 2022年7月26日
海の日(祝日)を最終日とした三連休の軽井沢は、多くのお客様で賑わいました。比例するようにコロナ感染者が増え続けており、誠に心配な事でございます。
天気は雨が続き梅雨に戻った感じがしております。
庭の花は長雨に打たれ可哀想な姿になっています。雨の止み間に射す太陽の光を吸収しようと葉を一杯に広げて頑張っています。
百合やコスモスが優勢になり薔薇は次第に少なくなっています。
野菜も同様で、胡瓜(キュウリ)や茄子が頑張っておりトマトが雨の後の夏の太陽を待っています。今日(7月19日)も雨、待ち遠しいのは夏の太陽です。
さて、大阪駅ビルアクティー大阪内の梅田大丸さんに出店以来、関西地区に本社を置く百貨店各社からお問い合わせを頂戴するようになりました。
納品形式で展開しているにも拘わらず好成績をあげ続けている弊社に興味をお持ちになったようです。
これまで住関連グッズの売り場には積極的な興味をお持ちでなかった百貨店各社様が、この成績なら売場前面の展開をしても採算が取れるのではと興味をお持ちになって下さったようでございます。充分な品揃えと優秀な販売員を用意すれば、百貨店さんのメインの売り場と遜色のない成績を上げられるのではと考え始めて下さったのではと推測した次第です。
勿論、その際には弊社が必要で、成績をより大きく上げるには納品方式でなく売上仕入れ方式での展開を強調した対百貨店政策を貫きたいと考えておりました。
心斎橋の隣、難波に本店を置く百貨店(高島屋)さんから連絡を頂きました。住関連グッズの売場展開に付いて意見交換へのお誘いでした。
当時、現地法人の横浜高島屋さんに「横浜元町アーケード」と称する売り場がございました。10店舗近くの店舗が「横浜元町商店街」から出店しておりました。
高島屋さんがJR横浜駅西口に出店する際、横浜から電車と徒歩で20〜30分で着く伊勢佐木町商店街の「野澤屋」さん、「銀座松屋」さんが隆盛を極めていた頃でございますので、伊勢佐木町にはその近さ故、出店を考えない地元、横浜元町商店街の店舗が必要であったものと存じます。
このアーケードの中に既に出店していた弊社でございます。取引形態は「売上仕入れ」方式でした。横浜地区で横浜高島屋さんの「横浜元町アーケード」に出店をしていた弊社は、難波高島屋さんとの出店交渉が始まると仮定すれば良い条件を引き出せる立場にあるのではと期待が膨らみました。
難波高島屋さんとの打ち合わせに足を運びました。打ち合わせ場所は、日本橋地区にありました、別館でございます。日本橋地区は東京で言えば秋葉原の電気街同様の街でございました。
日本橋のイメージが異なり違和感を覚えたことを覚えています。
次に続く・・・
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ムッシュの歴史散歩 第丗九回 疫病と神様とお金 2022年7月25日
(上の写真は、左が寛永通宝、昔の人が祈りを捧げた洞窟とかからよく発掘されました。右が念仏銭、寛永通宝の代わりに六文銭として棺桶に入れられました。)
前回、タイトルにも本文中にも「マウンディ」という言葉を使いましたが、正確には「モーンディ」と発音します。綴から来たのか、日本では、“Maundy Set”を「マウンディ・セット」というのが通例となっているので、通りやすい読みにしました。
これと似た言葉に、“dawn”があります。夜明けの意味ですが、発音は「ドーン」で「ダウン」ではありません。「ダウン」というと“down”で、下を向いてしまいます。これから明るくなる“dawn”と真逆で「真っ暗闇」になってしまいますね。
閑話休題。コロナの感染者数が再び、急激に増加し始めました。重症者は少ないようですが、人混みで小石を投げたら感染者に当たる、と思わざるを得ない状況です。
今ほど科学が進歩していなかった時代、人間は目に見えない病気を天罰とか悪霊とか悪魔とか、人智を超えたものと考えて、疫病退散を神に祈りました。宗派が違っても、考え方は同じです。
ついこの間行われた京都の祇園祭も、元々は疫病退散を願って行われたものだそうです。
現在では、疫病はウィルスによる感染で広まることが判っているので、疫病退散を願う筈のお祭りが中止されてしまうという、主客転倒のような事態になってしまいました。
現代医学では、DNAのゲノム解析とか、そのほか一般人には訳の解らない研究によってワクチンや薬剤によってウィルスを撃退しますが、信仰では神にお祈りを捧げます。祈りを捧げるときには、当然のように神に何かを捧げます。農産物や海産物等ありましょうが、手っ取り早いのはやはりお金です。
日本の神社で神様をお参りする礼儀として、「二礼ニ拍手一礼」が一般に行われますが、日本の神様は基本的に天津国においでになるので、お願いがあるときは柏手を打って地上に降りてきていただき、願い事を伝えるわけですが、祈る人と神様の間には沢山の邪鬼が存在します。そいつらの気を反らせるために、賽銭を投げるという説があります。邪鬼は欲が深いので、投げられたお金に殺到するので、その隙をついて神様に願いを伝えるのだそうです。日本の神様って、なんだか人間っぽいですね。
レトロかきこ 「2022 CCF」 2022年7月21日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です!
来週末は、書信館出版さん主催のCCF(コインコレクションフェア)ですね!
国内外の有名コイン業者27社が出店予定となっています。
弊社も参加いたします!
精一杯の新入荷品を揃えて、皆さまのお越しをお待ちしております(^O^)
さて、会場のある東京・日本橋は、古金銀や金貨好きにはたまらない「金座」があった場所です!
金座は、江戸幕府から大判以外の全ての金貨の製造を独占的に請負っていた貨幣鋳造施設で、金貨の製造の他、中央銀行の役割も担っていました。
「金座」は、製造工場の金吹所(きんふきしょ)、事務所の金局(きんきょく)、金座の長官・御金改役(ごきんあらためやく)の後藤庄三郎光次(ごとうしょうざぶろうみつつぐ)の役宅の総称で、敷地は、江戸本町1丁目にありました。現在の日本橋本石町にあたり、日本銀行本店が所在しています。貨幣博物館もありますので、お時間のある方は、CCFと共に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪(o^-^o)
【CCF催事日程】
期間 7月29日(金)~31日(日)
場所 日本橋プラザ3階
住所 東京都中央区日本橋2丁目3-4
アクセス JR「東京駅」八重洲北口徒歩4分、東京メトロ銀座線・東西線・都営地下鉄「日本橋駅」B3出口徒歩1分
ウェブ https://shushu.co.jp/event-site-2/
【貨幣博物館】
https://www.imes.boj.or.jp/cm/
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竜20銭銀貨 明治10年 PCGS-MS66 今週の映えコイン 7月20日
今週の映えコインは「竜20銭銀貨 明治10年 PCGS-MS66」です。
全国各地で豪雨被害が発生しているニュースを目にすることが増えている7月。山や丘、河川付近にお住まいの方は特に早めの避難をして頂ければと思います。世界的規模の異常気象といわれておりますが、これ以上の被害が出ないことを日々願っているれと美です。
さて、発行枚数が少ないわけではないのですが、残存数が少なく中特年となっている20銭明治10年、本コインは、PCGS社により「MS66」のランクがついており、鑑定枚数67枚中の見事、トップランクです。総鑑定枚数も発行枚数に対し、やはり少なめな印象を受けますね。トップランクの本コインは製造から145年の歳月を感じる雰囲気を持ちつつ、両面とも落ち着いた輝きを放っています。輪側のみトーンをまとい、桐葉菊葉はしっかり残っている好状態です。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その62 2022年7月19日
台風4号の影響を受け、複雑な天気が続いています。突然降り出し突然止んだり再び降り出したりと予想がつかない状況です。
畑の野菜は胡瓜が誠に元気で成長を続け収穫が追いつかず嬉しい悲鳴を上げています。
食べるに追いつきません。あれほど楽しみにしていましたのに獲れ出せば、毎日が収穫です。
一寸油断すればズッキーニのように太くなってしまいます。いやはや・・・
茄子、トマト、パプリカ、大葉、バジル、果物では、ブルーベリー、ブラックベリー、レッドカラント(スグリ)等が成長しています。
因みにレッドカラントは既に収穫し女房殿の手に依ってジャムになりました。
一昨日(7月8日午前)、元総理大臣安倍晋三氏が暗殺されました。驚天動地の事態に終日、落ち着かず悲しい気分に陥っておりました、安倍さんにとっては長州の大先輩、初代総理大臣伊藤博文の後を追うことになろうとは・・・ 合掌
10日は参議院選挙が行われ自民党の大勝で終わりました。昔から「弔い合戦と言う言葉に日本人は弱い」と言われます。全くその通りの結果になりました。
さて、心斎橋に本店を置く老舗百貨店さんとの取引は、京都店、札幌店と広がって行きました。
前述の通り関西地区では、梅田に本店を置く阪急百貨店さん、同じく阪神百貨店さん、難波に本店を置く高島屋さん、上本町六丁目(通称ウエロク)に本店を置く近鉄百貨店さん(現在は阿倍野ハルカス内)が、覇を競っておられました。
JR大阪アクティー内、梅田大丸さんに出店した事で前述の各百貨店さんからの出店問い合わせが続くようになり、手前の関西出張が更に増え続ける事になりました。
次に続く・・・
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レトロかきこ 「湿気対策応援キャンペーン」 2022年7月14日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です!
梅雨に逆戻り?と思うくらい、最近雨が多いですね。
コインには湿気が大敵!
・・というけれど、実際問題、どんな影響でるの??と気になりますよね。
店主に聞いてみたいと思いまーす( ^∀^)
れと子:あのー、コインに湿気ってどれぐらい悪影響なんですか?
店主:ಠ_ಠ んんんっ!?
そんなことも知らんのか!!
お給料減らそうかな・・・。(ボソッ)
れと子:ひぇー。店主の経験談を聞いてみたかっただけですよー。(゚∀゚;) お給料は勘弁してくださいー。
店主:ふむ。
変色もあるし、錆びる、カビる。
良いことなし!
れと子:うわー、どれもなったら困りますね。
錆は直せないけど、変色とか曇りとかは、なんとかならないんですか?
グレーディングサービスのレストアも駄目ですか?
店主:曇りはレストアで取れるものの、コインの雰囲気が大きく変わってしまう可能性もある。それを良しとできるかどうか。現代コインはともかく、アンティークコインに質感の変化は難しい。
れと子:それって、裸のコインですよね?
グレーディングしてスラブケースに入っていれば、大丈夫ですか?
店主:裸のコインに比べたら、遥かに安心できるけど、密閉性が高いとは言っても保管環境の影響が全く出ないとは言い切れない。状態保全を第一に考えるなら、できるだけ良い環境に置くのが一番!
れと子:スラブケースに入れて、防湿庫に入れたら、かなり安心安全ですね?
店主:ふむ。れと子も学んできたようだな。
れと子:ありがとうございました!お客様にお伝えしてきます!
はい、皆さま! ↑ということでした。
湿気、おそるべしですよ~。(>人<;)
大切なコインが変色したり、錆びたり、カビたりしたら、大ショックですよね。
1日も早く湿気からコインを守って頂きたい!と切なる願いを込め、
本日~8月末日まで「湿気対策応援キャンペーン」を開催いたします♪
現在販売中の、「防湿庫 中型サイズ 東洋リビング社製 55,000円」のところ、
キャンペーン価格49,500円!雨の日割引より更にお得になっていますので、ぜひこの機会にお試しください(╹◡╹)
商品についてはこちらのページをご覧ください。
https://www.retrocoins.co.jp/inventory/supply.htm
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新1円銀貨 明治15年 左丸銀 PCGS-AU58 今週の映えコイン 7月13日
今週の映えコインは「新1円銀貨 明治15年 左丸銀 PCGS-AU58」です。
上野動物園が開園した明治15年に製造された本コインには、裏面の一圓字の左側に「銀」を丸で囲んだ極印が打たれています。いわゆる丸銀打ちです。明治30年、金本位制の制定により通用禁止になる1円銀貨に対し、外地でのみ通用可能とするため日本政府により後で打った極印とのこと。いわばアジアを飛び回った国際銘柄です。
明治7年から明治30年までの1円銀貨に銀字の極印を打ったはいいものの、外地で極印が打たれていない1円銀貨が既にたくさん出回っていたこともあり、逆に混乱の元となってしまいすぐに取りやめになったとか…。なかなか難しいものですね(汗)
本コインはPCGS社により「AU58」のランクがついており、鑑定枚数33枚中の11番目です。平面にあるスレが多少散見されますが、まるでプルーフのような製作の良さを持ち合わせており同等ランクのコインと比較してご覧頂くと平面の状態差が分かりやすいかと思います!丸銀が右か左かの違いで価値に差があるようですが...丸銀の極印が一圓字のまぁまぁ狭い隙間に上手に打たれていることに一番驚いた、れと美です(^0^)
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その61 2022年7月12日
一気に夏になりました。あれ程、寒い日が続いていましたのに一気に夏になりました。
尤も夏と言っても横浜に住まいしていた頃の事を思い返せば、全く違う夏をこの十数年過ごしております。一夏で昼間エアコンを使うのは、ほんの僅かな日数です。
窓を開けて網戸にしておけば涼風が通って行きます。拙宅では夜分でも入浴後の数時間と来客時以外、エアコンは不要です。
TVで報じられる横浜の厳しい暑さの様子を見ておりますと「身体が軽井沢の気候にすっかり慣れてしまい、猛暑が続く横浜にはもう戻れないなあ〜」と思ったり致します。
時折、あの喧騒が懐かしくなり軽井沢では最も混雑が激しいと思われるプリンスショピングモールに足を運んでみたりしますが、横浜の喧騒とは全く比較になりません。
見当違いですが、石川啄木の「故郷の訛り懐かし停車場に・・・」 何故か思い出しました。
今朝(7月4日)から台風4号の影響を受け始めました。朝の気温は18度、雨が降っています。上着が一枚必要です。
他方、6月の軽井沢で32度を超えるのは初めてとの事です。地球温暖化の証の一つとか・・・
軽井沢の気温で記録上の最高気温は、1946年7月16日の34.2度との事、三四半世紀以上前の記録です。避暑地として人気が出始めた頃かと存じます。
「涼しい!」が売りであったであろう頃、この気温は別荘地を売り込んでいた業者さん達にとって辛い暑さであった事と存じます。
さて、大阪心斎橋に本店を置く百貨店さんとの取引は「買取方式」でスタートしました。この取引形態ですと弊社が自由に商品発注する事は出来ません。百貨店担当者、及び上位者の認めが必要になります。唯一許されるのは「客注」です。お客様の購入希望数に店頭及び在庫が足りず発注せざるを得ない場合、優先的に認められます。平均在庫高を維持しながら売り上げを上げるのが百貨店現場担当者の役目ですので弊社としては客注が増えることに力点を置き、展開させて頂きました。思惑は幸いにも大当たりして弊社の「客注」に依る商品発注が売場全体の35%を超える順風満帆なスタートになりました。これだけ多くの客注を頂けるコーナーは他にはございませんでした。
同業他社様の商材と競合する場合もございますが、弊社では教育訓練を積んだ腕利きの販売員を複数人配置しており、殆どの場合、弊社が注文を頂く事になりました。数々の圧力を受けましたが、小売業でございます。好成績を上げておくが全てでした。現金な事に次第に弊社のコーナーの面積が大きくなりました。売場全体の50%を超え、販売員も更に増やし、徹底的に売り上げ増を図りました。
1年後には売場の70%近くが弊社の商品で占められるようになり、売り上げは更に伸びてまいりました。このまま成長を続ければ弊社にとっての売場環境は更に改善されるものと確信を持つに至りました。
目標は、取引形態の変更です。「売り上げ仕入れ」方式への変更です。
何回か説明をさせて頂いておりますが、この方式ですと百貨店さんの在庫高に縛られる事無く、売場環境も弊社の考えを投影した素敵な売場を作る事が可能になります。環境整備費用は弊社負担になりますが、弊社が標榜している素敵なリビングライフを実現するに必要な商材を沢山用意し、溢れる商品の中で、ゆっくり見て頂きながらお選び頂ける環境が整います。
この後、この方式が採用されるのは阪神淡路大震災(1997年1月17日発生)後に、神戸店が再開した際まで待たねばなりませんでした。
次に続く・・・
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ムッシュの歴史散歩 第丗八回 マウンディ・セット 2022年7月11日
(上の写真は、左がチャールズ2世のマウンディセット、右がエリザベス2世のマウンディセット)
マウンディ(Maundy)とはそもそも、キリスト教における洗足式のこと。かの有名な最後の晩餐の前に、イエスが弟子たちの足を洗い、「主であり、師である私があなた方の足を洗ったのだから、あなた方も互いに足を洗わなければならない」と言ったのだそう。イエスのいた時代、足を洗う役は奴隷であって、それを主であり師であるイエスがやったというのは、互いに信頼し合いなさい、と諭したのだそうです。そこからこの儀式は始まったとか。
その精神を当時の国王が表すために、初めは食料品とか衣類を与えていたのだそうです。それを用意するのが面倒くさくなったのか、コインに代わって行ったとか。そして、洗足式に使われるお盆が銀メッキなので、コインも銀貨にしたらしいのです。
国王が家臣や庶民に銀貨を与える行為を持って、英国の王様は庶民に寄り添う、と考えるのは性急です。結局のところ、そのようにすれば自分達の悪行が不問に付される、ということの方が大きいのです。
レトロかきこ 「スカイウォーク」 2022年7月7日
レトロに過敏すぎるスタッフのれと子です♪
毎日暑いですがお元気でお過ごしでしょうか(^O^)
雨が急に降ったりで、湿度が凄すぎますね〜。
コインに大敵の湿気対策はされていますか?
安心の防湿庫をぜひご利用ください。
まもなく湿気対策応援キャンペーンとして、特別価格でご提供いたします♪
近日ご案内しますので、お見逃しなく!
じめじめと暑い日が続くと気分も下がり気味に。
スッキリ気分を味わいたい!!!という方におすすめの爽快スポットのご紹介です♪
前回のレトロかきこで、飛鳥Ⅱが通りぬけた横浜ベイブリッジの下層部にある“横浜ベイブリッジスカイウォーク”です。
車からの流れていく景色とは違って、横浜港をずっとダイレクトに感じられますよ。
スカイタワー(高さ60m)、スカイプロムナード(片道320mの遊歩道)、スカイラウンジ(展示、休憩スペース)の3つからなる施設で、無料施設となっています。
プロムナードからは、山下公園や大さん橋、晴れの日には富士山、横浜港を行き交う船や、整備中の新本牧埠頭の様子も見ることができます。複数設置された双眼鏡も無料で利用できるとのこと。海上で海風を感じながら、横浜港を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
【開放日・時間】土曜、日曜、祝日 11:00~18:00 (入場は閉館時間の30分前まで)
【アクセス】
場所:横浜市鶴見区大黒ふ頭1番地
・JR生麦駅から徒歩で約60分
・JR鶴見駅からバスで約18分 東口6番のりば。
平日、土曜は17系統「スカイウォーク入口」、休日は「大黒ふ頭」下車6分。
・JR横浜駅からバスで約60分 東口14番のりば。
109系統「スカイウォーク前行」もしくは横浜駅行「スカイウォーク前」下車すぐ。
【駐車場・駐輪場】
隣接地に臨時スペース有り。スカイウォーク開放日の11:00~18:00。
詳細は下記ページをご覧ください。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/minato/taikan/kengaku/sw201905.html
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オールダニー 100ポンド銀貨 2021 Matte PCGS-PR70 今週の映えコイン 7月6日
今週の映えコインは「オールダニー 100ポンド銀貨 2021 New Gothic Crown Matte PCGS-PR70」です。
またも“重量系映えコイン”が登場です!1キロ銀貨の発行ブームと言って良いのか!?本当に大きいサイズの貴金属コインをよく見かけるようになりましたね。確かに、今注目の現物資産を大量且つセンスよく保持できる素晴らしい選択肢かと思います。床が抜けるほど増やしてみたいと妄想するれと美です(^。^;)
彫刻家ウィリアム・ワイヨン氏がデザインし1847年にイギリスより発行された有名なクラウン銀貨、伝説の名品「Gothic Crown」を、2021年に新たに再現。エリザベス2世の肖像をジョディー・クラーク氏がデザインし、肖像と盾の2種デザインで発行された内の1枚である本コインは、わずか限定100枚、マット加工された“New Gothic Crown shield(盾)”です。プルーフ加工は光り輝き吸い込まれそうな鏡面が人気ですが、光を逆に吸収ししっぽりとした上品さを前面にしたマット加工もオススメ!!
本コインはPCGS社により「PR70」の最高ランクがついており、鑑定枚数は現時点でたったの3枚のみとなっています。素晴らしいデザインの銀貨が直径10センチの映えコインとなっている今、持った時の重量感とラテン語や紋章デザインの調和を感じて頂きたいと思います。
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軽井沢だより 追憶の中の軌跡 その60 2022年7月5日
梅雨らしく雨は降らねども湿度は高く、午前中にも関わらず動こうものなら汗びっしょりになりシャワーが欲しくなり、もう少し残っている作業を明日の早朝に譲る事にして一休み!
おやおや又、一休み!
吹き抜ける微風が更に心地よく、思わず目の前には缶ビールが・・・
「神様のなし得る技なり!」とか言いながら、「美味い!」
ついついお摘みを探すように目が這って行くと、そこには山の神が・・・
「まだ午前中ですよ〜」
家庭平和の為に2本目は控える事に致しました。
軽井沢の天気予報は大変難しいようです。標高約1000メートルで夏でも過ごし易い高原独特の気候は避暑地としての人気の要素の一つでもございますので、ある意味、独特の雰囲気を醸し出すのが、この天気にも影響されているものと存じます。
石川県金沢市の方は「弁当忘れても傘忘れるな!」と言われます。
軽井沢は「出掛ける時は、懐中電灯を忘れずに!」と言われたものでございます。
自然が濃く街路灯の明かりでは足りないので夜分に外出の際は光源を忘れずにと言う事と存じます。
6月27日(月)、梅雨明けが報じられました。これまでで最も早い梅雨明けとか・・・
本当に驚きです。早朝から木々や花々及び野菜への水遣りに2時間を要し、すっかり疲れてしまいました。前述の通り軽井沢の天気予報は難しいので、万一、外れて雨が降らないと多くの花々や野菜の命を奪ってしまいます。今朝も老婆心から懸命に水撒きをしました。
午後2時を過ぎましたが雨は降っておりません。「あ〜良かった!」
JR大阪駅ビル、アクティー大阪内に出店した梅田大丸店は開店から大人気で連日、多くのお客様で賑わっておりました。弊社の売場も沢山のお客様で活気が満ちておりました。前述の通り取引形態が「買取」でございましたので、不慣れな弊社は運営が上手く運ばずお客様にご迷惑をお掛けしてしまいました。
「買取」の場合、売場(大丸百)の在庫金額と関連しており弊社の都合を優先して頂く訳にはなかなか参らず、百貨店さんの担当者との打ち合わせを密に行い買い物をされるお客様に失礼の無いよう努めるのが精一杯で大きな問題を残しました。
「買取」は納品伝票に記載した商品が納品されると以降の流れとは関係なく支払日に当該伝票の金額が弊社に振り込まれます。実際に売れていようと売れてなかろうと関係なく振り込みを頂けます。但し、商品は百貨店さんの資産に計上されます。
弊社が主に行っているのは。「売上仕入れ」と言い、商品は全て弊社の資産になっており弊社の社員に依って販売され予め決められたパーセンテージを月々の売り上げに掛けた金額が差し引かれ残額をお振込頂くシステムです。
これが売れるだろうと思った品物を、この店の責任者が弊社の商品センターに発注致します。百貨店さんの資産に計上されませんので自由に発注する事が可能になり結果的にお客様が満足される品揃えが出来、「売り上げ仕入れ」の方が成績が上がるのは当然と考えておりました。
この場合、売場の環境整備(内装全て)費用は弊社負担でございます。
こちらの売場の場合は「買取」ですが、複数の社員を売場に立たせ弊社の商品をお勧めするよう努め、この売場の成績のほぼ全てを弊社の品物が占めるようになりました。
次第に弊社の売場が大きくなり、1年後にはスタートした折の倍近くに拡大し、最終的には3倍になりました。お客様の評価が弊社の売場面積を大きくして下さいました。その後、「買取」から「売り上げ仕入れ」へ取引形態を変えて頂けるよう更に成績を上げる事に邁進致しました。
次に続く・・・
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ムッシュの歴史散歩 第丗七回 あだ名 2022年7月4日
(上の写真は、左が1900年前後の5Centimes銅貨、右がルイ金貨)
人間というものは、なぜか愛称をつけたがる。ま、あだ名ですな。これは言葉が使えるからで、他の動物にゃできないことです。
あだ名と言うと、仲の良い生き物につけるのが普通です。友達に親しみを込めて、本名以外の呼び名をつけます。ところが最近はそれも一種のいじめだと言って、あだ名もつけられませんな。「くん」とか「ちゃん」も使わず、小さいお子さん同士が「〜さん」と呼び合っているのを目の当たりにすると、なんだか気持ち悪いです。
昔はあだ名が生き物以外にもつけられていました。お金にもあったんですな。有名なのはニ十五両包の小判や100枚包の一分銀。これを「切り餅」と言ったりしました。
海外でもあったようで、例えばお年を召した方はご覧になったことがあるでしょうが、古いフランス映画で、ジャン・ギャバン主演の「望郷(Pépé le Moko)」の中、当時の人気歌手フレエル(Frêhel)が劇中で歌う主題歌「あれは何処に?(Où est-il donc?)」の中にこんな歌詞があります。
♪Où sont-ils tous mes r’pas sans galette
Avec un cornet d’frites à deux ronds♪
ガレットもないあの飯はどこにいったの?
銅貨2枚で買える一包みのフレンチフライのついた
“rond”は「丸い」と言う意味ですが、銅貨のことを指すのだそうです。そういえば、Louis d’or(ルイ金貨)も「ルイ」は単位ではなく国王の名前ですね。